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肩肘のクーリング~最近のご質問から~
しばらく更新していないFacebook、、、
質問箱と化しています笑
投球による肩肘の痛みのケア方法やアイシング(クーリング)についての質問をよく受けます。
それほどケアのやり方で悩んでいる選手が多いということですね。
実際に見て状態を確認しないと何とも言えないのですが、メッセージで確認できる範囲でできるだけお答えしています。
さて、最近のご質問は(治療院でのものも含む)
・冷やした方が良いのか?温めた方が良いのか?どうやって判断すれば良いか?
・アイシングしたら痛みがなくなったが、投げても大丈夫か?
・腕全体が張っているが、どこをアイシングしたら良いか?
・いつまでアイシングすれば良いか?
・痛みは無いがアイシングした方が良いか?
・チームで必ずアイシングしなければならないことになっているが、自分には合わない気がする
・冷たいシャワーを肘にかけるのはダメか?
・足首も痛いが、同じようにアイシングして良いか?
以上のようなものが多いです。
他のご質問もありますが、ほとんど内容が同じなのでまとめさせていただきました。
具体的なクーリングのやり方へのご質問もありますが、一番多いのは、、、
・冷やすのか?温めるのか?
・子どもの場合はどうするか?
この2つが圧倒的に多いです。
クーリングについて私の考えをまとめると、、、
・個人差があり、最終的には自分の体に聴くしかない
・投球傷害の治療のために行うものではない
・痛みを抑えるためではなく、血液循環の改善のために行う
こんなところです。
【冷やす?温める?子どもは?】
結論から言うと、その時の体の状態によります。
一番手っ取り早いのは、選手本人が試してみることです。
みもふたもない、、、と思われるかもしれませんが、やっぱりこれが一番なんです。
選手本人が試すことが条件です。
他人が試しても、選手本人に適切かどうかは分かりません。
選手本人がクーリングを試してみて、それを気持ち良いと感じるならOKです。
もし不快に感じるなら、やめておけば良いと考えます。
クーリングは麻痺するほど冷やすことが目的ではありません。
気持ち良いと感じる範囲で冷却して肘や肩の熱感をとる。
そんな感覚です。
ですから、極端に冷やしたり長時間やらないようにします。
特に子どもでは皮下脂肪層も筋肉層も薄いため短時間になります。
*お風呂などで体全体を温めたり冷やしたりしても判断は難しいです。
寒い季節は温かいお風呂をほとんどの方が気持ち良く感じますし、夏場なら冷たい冷水浴を気持ち良く感じます。
それはあくまで全身状態での判断材料で、局所的に行うクーリングは肘や肩だけに行って試してみることが必要です。
【治療としてとらえない】
特に注意してもらいたいのは、クーリングを治療と同じように考えないことです。
クーリングだけで投球傷害が予防できるわけではありませんし、肘や肩の痛みがとれるわけでもありません。
いったん痛みが軽くなったとしても、痛くなった原因を改善しなければ痛みは再発してしまいます。
そこを考えていくのが最も大切なことです。