当院の施術

もともと人間には自分で自分を治せる力があります。

 

 

それは生体恒常性、自然治癒力、自己治癒力、ホメオスタシスなどと呼ばれています。

 

 

自分で自分を治す力。

 

 

その力が備わっているからこそ、怪我をしても、風邪をひいても、病気になりかけても、時間とともに治っていきます。

 

何も気にかけなくても、勝手に。

 

 

ただ、しばしばそれがうまくいかない時があります。

 

だからこそ慢性疾患・慢性症状という言葉が存在します。

 

*慢性は、ある一定期間過ぎても症状や疾患が治らなかった時につく言葉です。

 

 肩こりと鍼灸治療

 

 

✓何年も続いている頑固な肩こりや頭痛

 

✓何度も繰り返すぎっくり腰

 

✓何をやっても改善しないしつこい痛み

 

✓原因がはっきりしない腰痛

 

✓調子が良かったのに急にひどくなるアトピー性皮膚炎

 

✓薬を飲んでも効かない花粉症やアレルギー性鼻炎

 

その他の様々な慢性症状など。

 

 

何年何十年と続いていることがあります。

 

 

 

何が治るのを邪魔しているのか。

 

なぜその症状が出てくるのか。

 

どこかで何かが治るのを邪魔している。

 

 

その邪魔しているものをみていくことが大切だと考えています。

 

 血液循環の改善

 

 

 ●皮膚、筋膜、筋肉

 

   ●動作、姿勢

 

   ●呼吸

 

   ●血液、リンパ液、間質液などの体液循環

 

 

痛み、痒み、シビレなど様々な苦痛や不調は、心身が様々な状況に適応しようとした結果として現れてきます。

 

わけも無く勝手に起こってきたわけではありません。

 

姿勢が崩れる要因、筋肉が硬くなる要因、血液などの体液循環がスムーズにいかなくなる要因、手足が冷える要因など必ず何かしらの要因があります。

 

それは日常のありふれた負担や偏った体の使い方の蓄積かもしれませんし、過去の怪我が影響しているかもしれません。

 

そういう身体的なものだけでなく、精神的なストレスが何かに影響しているのかもしれません。

 

それらの影響を与えている要因はお一人お一人で違います。

 

*原因不明の症状があるとすぐに「精神的なストレスが原因」と言われることがありますが、本当にそのストレスそのものが重要なのでしょうか?

同じようなストレスが加わっていても何ら問題がない方がいる一方、体調を崩してしまう方もいる。

それは精神的なストレスでも身体的なストレスでも同じことです。

個人差の問題と言ってしまえば話は簡単ですが、なぜそのことがそれほど大きな影響を与えるのか、それがどこにどう影響しているかということが重要だと考えています。

 

 

 

 

例えば、肩こりや腰痛は経験したことが無い人はいないほど多くみられる現象です。

 

花粉症などのアレルギー症状で悩んでおられる方もクラスや職場に何人もいらっしゃると思いますし、年々増えている状況です。

 

そんな「一般的」と言えるような肩こり、腰痛、花粉症などでも、それを引き起こしている要因はお一人お一人で異なります。

 

だからこそ症状が強まる時もお一人お一人で異なり、症状が軽快するときもお一人お一人で異なり、施術内容もお一人お一人で異なります。

 

そんな積み重なった要因をお一人お一人、一つ一つみながら施術しています。

 

 

 艾&線香~艾ってけっこう良い香りなんです~

 

 

 

 

【どんな施術?】

当院の施術は「鍼灸」「カッピング」「手技療法」の3つ。

 

東洋医学の考え方をベースにこの3つの手法を組み合わせて治療しています。

 

 

この3つの手法を組み合わせながら、状況・体質・症状に合わせて施術していくのが当院の施術の特徴です。

 

*手技療法(しゅぎりょうほう)…整骨(せいこつ)、按摩(あんま)、指圧(しあつ)、マッサージなど手を使う施術の総称です。

 

 

当院で行う鍼灸・カッピング・手技療法は、日常の様々な要素によりバランスが崩れてしまった筋・筋膜と滞りがちな体液循環を変化させることを核としています。

 

 

 

【不調のサインって?】

今かかえている不調が肩こりでも腰痛でも、慢性であるほど痛みや痒みなどの不調がある場所とは「違う部分」まで筋肉が硬くなったり、血液やリンパ液などの体液循環障害が起こるなどの反応が現れてきます。

 

特に首や腰などの脊椎周辺と胸腹部を含めた「体幹」と呼ばれる場所は、いろいろな不調のサインが現れやすい場所です。

 

これは、筋肉や内臓に関わる神経のほとんどが脊髄を通じてリンクしているためです。

 

 

この「体の幹」となる体幹部分を整えることで、全身もまた整ってきます。

 

 

また、体の「末端」である手足の指も血液やリンパ液などの体液循環の影響を受けやすく、体幹と同じく不調のサインが現れやすい場所となるのと同時に重要な施術部位になっています。

 

冷えとして自覚することが多いように、末梢の血管である毛細血管は非常に細く身体的・精神的な負担により循環が滞りやすくなっています。

 

そういったトラブル箇所を変えるために鍼灸は非常に有用です。

 

 

 

「体幹」や「末端」の不調のサインは「ツボ」としても現れてきます。

 

ツボは特に体表面(皮膚)に現れます。

*本来ツボは3Dで立体的ですが、見ても触れても最もわかりやすいのが体表面に当たる皮膚です。

 

 

当院では主に鍼灸施術で血液やリンパ液など体液循環を変えることをベースに、各所のツボを活かして体に働きかけながら筋筋膜骨格系のバランスを整えていきます。

*以上は、ベースになる考え方ということで、最終的にはお一人お一人の状態に合わせて方針も変わります。

 

 

 

【どんなふうに施術していくの?】

ご予約

ご来院

チェックシートへのご記入

お話しをお伺いしながら治療へのご希望などを確認

お体のチェック

施術

施術後の確認、セルフケアのアドバイスなど

 

 

施術に入る前に、簡単な症状のチェックシートを書いていただき、お話、各種チェックと進んでいきます。

 

 

お話をお伺いする際は、症状の確認をしながら西洋医学と東洋医学の両面からお話をお聞きします。

 

その際に施術内容のご希望なども確認しています。

 

 

各種チェックでは、筋肉の緊張バランス、体の偏り、動きの偏りなどのチェックを行っていきます。

 

 

その後に、現在の体の状態をご説明しながら施術内容施術方針のお話をさせていただき、実際の施術となります。

 

※症状の確認やチェックは毎回行います。

 

初回は実際の施術と合わせて1時間30分ほど必要です。

 

 

 

【自分ではどんな治療が良いかわからないのですが?】

「私には鍼が良いですか?」

 

「これまでマッサージしか受けたことがないのですが」

 

「お灸が好きなんですけど」

 

「カッピングを受けてみたいんですが」

 

そんなご相談は実は多いです。

 

ご来院されている方の施術内容は様々です。

 

約8割の方が当院にお任せ、約2割の方が施術内容のご希望があります。

 

 

 

「自分から希望を言ってはいけないのではないか」

 

 

 

そんなふうに思われている方がいらっしゃいますが、希望は遠慮なくお伝えください。

 

 

 

施術内容は体質や症状を踏まえて私からもご提案していますが、問診の際に必ずご希望もお伺いしています。

 

 

後は実際に施術しながらお身体の様子をみて、施術内容を適宜調整しています。

 

*明らかに施術効果が弱まってしまうようなご希望はお受けできないこともあります。

 

 

 

【鍼は苦手だけど大丈夫?】

当院で初めて鍼治療をお受けになられた方々は

 

「初めてなので心配でしたがぜんぜん平気でした」

 

と言われます。

 

 

「なんとなくイメージで鍼は苦手だけど、、、でも鍼を受けてみたい」という方は多いです。

 

と言いますか、ご来院された方の6割くらいはそんな気持ちを抱えつつ当院にお問い合わせいただいた方々です。

 

 

初めてだから何となく不安だけど。。。

 

と感じられている方には、1mmほどごく浅く打つ鍼法円皮鍼接触鍼という手法のみで施術することもあります。

 

 

円皮鍼は、当院で使っているものは長さ0.6ミリです。非常に細く短い鍼ですので、赤ちゃんや痛みに敏感な方でも大丈夫です。

 

接触鍼は、鍼を刺さずに皮膚に当てていく手法です。当然無痛です。

 

 

鍼灸の長い歴史の中で、様々な状況に合わせていろいろな手法が生み出されています。

 

もちろん、無理に鍼灸治療をすすめることはありませんし、手技療法のみで施術することもあります。

 

 

 

【鍼は痛み止めなの?】

単純な痛み止めではなく、体を良い方向へ変えていくために行います。

 

ただ、今現在痛みなど何らかの症状でお困りの方にとっては、ひとまず今ある痛みなどのつらさを改善することが最優先だと考えています。

 

まずは今無くしたい症状を改善することを最優先しています。

 

 

翌日が試合なんです。

 

絶対仕事が休めないのですが。

 

なのに、痛くて、、、。

 

 

急な怪我やぎっくり腰、寝違えなどで、そんな経験をしたことが誰しも一度はあると思います。

 

痛みが強い場合はまず痛みを解消することを目的に鍼灸施術を行います。

 

 

しかし、それだけでは一時的に痛みが改善したとしても、スポーツなどをきっかけに痛みが戻ってきてしまうことがあります。

 

半年、一年後に再度ぎっくり腰になってしまった。。。

 

そんなことがないように、次の段階として、体を根っこから変えていくことが大切です。

 

 

 

【お灸は熱くないの?】

お灸のすえ方は様々です。

 

熱く感じるお灸もあります。

 

ただし、当院で行うお灸のほとんどは灸頭鍼、知熱灸、八分灸、隔物灸、台座灸と呼ばれる熱くない灸法です。

 

 

どれもジーンとした温かさの余韻を感じる程度の温感で、熱く感じるほどの灸法ではありません。

 

もし熱く感じる場合はすぐに取り去ってしまいます。

 

鍼もお灸もツボに作用させるのが目的です。

 

熱ければ効くというものではありません。

 

 

チクッとした熱さを感じるお灸は透熱灸という手法です。

 

透熱灸は基本的に熱さを感じる灸法ですが、お灸体質や冷えが強い方は「熱いけど気持ちいい」「たしかに熱いけど嫌な熱さじゃない」とおっしゃいます。

 

 

要は適材適所臨機応変ということです。

 

*透熱灸はご希望の方のみ行っています。

 

 

 

【カッピングは痛いの?】

痛みは感じません。

 

カッピングを行うと、数日間だけですが青アザのような丸い吸いあとがつくことがあります。

 

最近はSNSでカッピングの様子や吸いあとを公開する野球選手や水泳選手が結構いらっしゃいます。

 

肩まわり、背中のカッピングの様子がよくネット上にアップされています。

 

そういった投稿を見たり、青アザと聞くと「カッピングは痛いの?」と思ってしまうのも当然ですが、痛みはありません。

 

*ネットでよく見られるカッピング跡は数も多いですし色も濃いものが多いですが、当院の施術方法でカッピングの色が濃くつくことはほとんどありません。

 

 

カッピング治療の実際は、マッサージとストレッチが混ざったような、カッピング独特の感覚です。

 

皮膚が伸ばされるように感じたり、押されるように感じたり、その時その場所の状態によって感じ方は変わります。

 

もちろん、お一人お一人の皮膚や筋肉の状態に合わせて空気圧(吸引圧)を調整しています。

 

 

 

【カッピングは吸いあとがつく?】

カッピングを行うと、一時的に皮膚に丸い吸いあとがつくことがあります。

 

*ほとんどは薄くピンク色になるくらいで、全くつかない場合もあります。

 

 

たまにテレビやSNSへの投稿などでスポーツ選手(相撲や水泳など)の肩や背中に丸いマークみたいな吸いあとがついている光景を見ることがあると思います。

 

この吸いあとのつき方は、ほとんど見えないくらいの跡しかつかない方からクッキリ見える方など個人差がとても大きいです。

 

吸いあとの色にしても、薄い赤色、紫に近い色、青味がかった色、黒っぽい色、赤黒い色など個人差が大きく出ます。

 

また、お一人の治療の中でも、吸いあとが着く場所と着かない場所があります。

 

 

この個人差は、その場その時の体の状態や体質が影響しています。

 

吸いあとは、早ければ3日、通常7~10日ほど、長くても14日ほどで消えます。

 

また、治療を重ねていくと、徐々に吸いあとがつきにくくなり、消えるのも早くなっていきます。

 

 

 

【これまでマッサージや指圧を受けてきたが、すぐ元に戻るんだけど?鍼灸の方が効くの?】

大切なのは考え方・やり方です。

 

よく

 

「マッサージより鍼の方が効きますか?」

 

とご質問を受けますが、それはケースバイケース、または目的の違いです。

 

マッサージ、指圧、按摩などの手技療法が鍼灸など他の施術方法に劣っているわけではありません。

 

適切な場所に適切なやり方で行えばはっきりと効果を実感できます。

 

 

また、按摩や指圧、マッサージを鍼灸やカッピングなどと適宜組み合わせて行うことで、安定した効果を出すことができます。

 

 

 

【痛い方が効く気がするけど、実際どうなの?】

施術効果において、マッサージや指圧などの力の強さや使用する鍼の本数などは全く関係ありません。

 

強くマッサージしたから効くとか、たくさん鍼を打ったから効くとか、熱いお灸ほど効くという方程式はありません。

 

 

これまで痛みを強く感じるような鍼やマッサージを長く受けてこられた場合、何となく痛い方が効くような気がするかもしれません

 

痛いと効く気がするという意識は、私も鍼灸や手技療法を受けたことがある一人として経験があります。

 

特に肩こり感や腰の重だるさを強く感じておられる方は、強く圧したりゴリゴリとマッサージをしてもらいたくなるものです。

 

「痛いのを我慢して受ければ効くはず」

 

という思いがある場合もあります。

 

それが人情だと思います。

 

 

確かに、生理学的な仕組みから考えても、強い痛みを起こすと他の弱い痛みを抑制することが説明できます。

 

そういう意味では強いマッサージや指圧も意味があります。

 

ただ、それはそういう一面もあるということです。

 

反対に、痛みを抑制するためには弱い刺激でも抑制できることが分かっています。

 

このように相反するような仕組みが体の中には無数にあります

 

 

力として弱い刺激でも同じ目的が達成できるならそちらを選びますし、強い刺激が必要であればそちらを選びます。

 

重要なのは、単に強い弱いとか痛い痛くないということではありません。

 

お一人お一人違うわけですから、お一人お一人に必要なことを判断していくことが大切です。

 

 

 

【妊娠中や出産後、授乳中に鍼灸やマッサージを受けても良いの?】

妊娠・出産に限らず、治療の際は細心の注意を払って施術しておりますのでご安心ください。

 

授乳中についても、鍼灸や手技療法などは薬剤を使わず体調を整える方法として自信を持っておすすめしています。

 

 

施術中の姿勢は、基本的にご本人が楽な姿勢で行っており、特に産前(妊娠中)の場合は、お腹の緊張がゆるむ姿勢で施術しています。

 

 

妊娠中の施術例:つわり、食欲不振、頭痛、肩こり、腰痛、逆子、むくみ、不眠、湿疹吹き出物、元々あった花粉症やアトピー性皮膚炎などの悪化など日常のトラブルへの対策

 

 

授乳中の施術例:産後の腰痛や骨盤周りの調整、腱鞘炎、不眠、疲労倦怠感、母乳の出を良くするため(手と背中のツボを使います)、その他体調不良など

 

 

 

【ぎっくり腰には鍼?何回?】

施術回数は1~2回くらいです。

 

施術方法としては、鍼灸のこともありますし手技療法のこともあります。

 

鍼灸でなければ駄目というようなことはありません。

 

ご希望の施術方法で対応可能です。

 

 

ぎっくり腰の痛みは1~2回で無くなりますので、ひとまずその段階で施術を終えます。

 

ぎっくり腰になる前から慢性的な腰痛があった方は、施術によってぎっくり腰の強い痛みが無くなると、もともとあった慢性腰痛の状態に戻ります。

 

この段階では慢性的な腰部の硬さなどは残っています。

 

腰だけに限らず全身状態が安定するまでは2~4週に1回程度の継続施術をおすすめしています。

 

 

 

【ぎっくり腰は早く施術を受けた方が良いの?】

ぎっくり腰で鍼灸や手技療法を早期に受ける目的は2つです。

 

一つは、早急に痛みをとるため。

もう一つは、再発を予防するため。

 

 

初めてぎっくり腰を経験した方は、その強い痛みから「これは大変なことになった」「いったいいつ治るのか」「治らないかもしれない」と心配に感じられる方が少なくありません。

 

時には、痛みそのものよりもそういった恐怖感の方が強い方もいらっしゃいます。

 

しかし、心配はいりません。

 

ぎっくり腰の痛みは、特に施術しなくてもほとんどの方が数日間で痛みが軽減し動けるようになってきます。

 

痛みをとるための方法もたくさんあります。

 

ただ、そうは言っても、痛いのを我慢して動くのはつらいです。

 

そのつらさは私自身が経験した腰痛骨折の時の苦痛体験から分かります。

 

 

そういう即座に痛みを取りたい時のためにも鍼灸や手技療法があるのだと思っています。