当院のこと Q&A

 

 

 

鍼灸で整える。

 

 

 

 

 

 

鍼灸院はどこにあるの?

当院は川崎の市電通りの端っこにある鍼灸院、鍼灸なかむらです。

専門は屋号の通り鍼灸です。

 

当院は、川崎駅から徒歩1分のような駅近の鍼灸院ではありません。

川崎駅のすぐ近くで鍼灸院をお探しのかたが偶然このページを見てくださっていたのなら申し訳ありません。

 

◎最寄り駅

 JR川崎駅→徒歩約12分

 JR南武線・尻手駅→徒歩約10分

 JR南武線・矢向駅→徒歩約10分

 京浜急行・川崎駅→徒歩約16分

 

◎バスをご利用のかた

 JR川崎駅からバス約5分です。

 JR川崎駅西口バスターミナル

 →「57番乗り場」でバスに乗車

 →「幸警察署前」(川崎駅から2つ目)で下車

 →バス停の向かいが当院です

*川崎駅西口バスターミナルは、ミューザ川崎やホテルメッツがある側のバスターミナルです。

*「幸警察署前」バス停は2か所あります。ご来院の際は「57番乗り場」からご乗車ください。

 

川崎と立川を結ぶJR南武線の線路は川崎駅を出発してすぐにU字状に走ります。

[川崎駅→尻手駅→矢向駅]の区間がU字状になっており、そのU字の真ん中あたりに当院はあります。

そのため、当院は川崎駅、尻手駅、矢向駅という3つの駅からほとんど同じ距離というちょっと変わった立地にあります。

 

 

 

結果のための共有

鍼灸師が結果を追求するのは当たり前のことなのでわざわざ書くのも何ですが、そのために守っていることをここに書いておきます。

 

①まずは、お話を。

現状や施術の方針・方法などをお互いに共有するため、まずはお話をさせていただいています。

どの病院でも鍼灸院でも、まずはお話をすることから始まります。

 

ご本人が思いがけないことが今の不調につながっていることがあります。

ご本人だからこそ気づきにくいこともあります。

そういう自分で気づきにくいことも、お話しているうちに整理されたりわかってくることが多いものです。

 

また、不調を抱えて鍼灸院にご来院されるわけですから、不調のために困っていることや不安に感じていること、鍼灸師に聞きたいことがあると思います。

私自身、人生初の鍼灸体験は期待と不安が半々でしたし、聞きたいこともありました。

何回くらい通うのか、治療時間はどのくらいか、そもそも鍼灸が効くのか、、、などなど。

まずは現在の状況とお聞きになりたいことについてお話をしながらお互いに納得した上で施術を進めていきます。 

 

②不調を考える。

当院は鍼灸院です。

鍼灸院では病院やクリニックのように血液検査や診断などを行うことはできません。

しかし、そういった検査に現れにくいような要素や微妙な身体の変化を感じとり、考え、対処していくことを追求してきたのが鍼灸です。

鍼灸が誕生した時代はそういう検査が無い時代。

鍼灸独自の身体のみかた考え方を発達させて健康や病気と向き合ってきました。

 

③いま必要なことを。

私は魔法を使えるわけでもマジックを使えるわけでもありません。

神様でも仏様でもなく、ただの人間です。

しかし、鍼灸にできることはたくさんあります。

それを丁寧に1つ1つやっていくこと。 

 

開院以来、この3つのことを守って日々の施術にあたっています。

 

 

 

自分で治すチカラ

当たり前のことではありますが、ここで改めて。

 

生物には[自分で自分を治す力]があります。

 

それは自分を守る力であり、様々なことに適応する力でもあります。

ホメオスタシスや生体恒常性と呼ばれている働きがベースになり、心身に何らかの異常が起こった際には元の良い状態に戻そうとしてくれます。

その力が備わっているからこそ、怪我をしても、風邪をひいても、何らかの病気になりかけても、それが未然に防がれたり治っていくのです。

 

生体恒常性にしても鍼灸にしても万能ではありません。

しかし、自分で自分を治すチカラを鍼灸を通して感じていただきたいと思っています。

 

 

 

邪魔しているもの

世の中には様々な慢性的な症状が存在します。

今このページをお読みのかたの中にも、怪我の後に慢性的に不調を感じたことがあるという経験をしたかたがおられると思いますし、何年も睡眠トラブルやお腹の不調が続いているとか慢性的に肩凝りや腰痛で悩んでいるというかたがおられると思います。

慢性的な症状はあっても「たいしたことない」ということでその状態に適応しているかたもいらっしゃると思います。

 

慢性という言葉に「何年何日」というような使用期限はありませんよね。

何十年もそういう症状が続いていることもありますし、人知れず悩まれているかたがたくさんいらっしゃいます。

 

回復を遅らせたり邪魔している要素は、お一人お一人で違います。

生活も、癖も、体質も、思考も、何もかもが違うのだからそれも当然です。

まずはその部分を考えていきます。

 

 

 

どんな施術をしてるの?

◉鍼(はり)

◉灸(きゅう)

◉カッピング(吸角、吸玉)

◉手技療法(しゅぎりょうほう)

 

ベースは鍼治療です。

状況・体質・症状に合わせて鍼治療をベースに他の施術を組み合わせながらすすめていきます。

 

*手技療法(しゅぎりょうほう)…按摩、指圧、マッサージなど手を使う施術のことです。

*当院では、急激・急速な関節運動を伴うスラストは行っておりません。

 

 

 

通院の頻度は?

お一人お一人で状態が異なるため一概には言えませんが、慢性的な症状の方の場合は、最初は2~3週間に1回、症状が改善されていくにつれて4週に1回、5週に1回というように間隔を空けていくのが通常です。

 

お一人お一人で症状の強さや改善のスピードが異なります。

今の状態・状況を把握してから施術のペースを決めていくことになります。

 

施術を受けると身体が変化します。

施術中や施術直後も変わりますが、その後も数日から長ければ数週間かけて身体が変わっていきます。

 

そういう変化をみて、ご自分の症状の変化や状況を考えながら施術のペースをお決めくだされば良いと考えています。

 

 

 

不調のサイン[凝り]

凝り…こり

 

凝りという言葉は誰でも聞いたことがありますよね?

それほどありふれた症状です。

大人にある症状というイメージがあると思いますが、保育園に通うお子さんくらいでも凝りがあるお子さんがいます。

ただ、隠れるのがうまいのが凝りの特徴でもあります。

 

凝りがあっても気づかないことがある。

 

凝りは様々にその表情を変えるため、実際に存在する「凝り」と、本人が感じる「凝り感」には差があることがあります。

ガチガチに首や肩が硬くなっていても、本人は全く気づいていないことがあります。

 

当院で重視しているのは「凝り」そのもの、実際に存在している「凝りの質や量」です。

 

身体はいつも何かを現しています。

体のことは心に現れますし、心のことは体に現れます。

 

凝りがひどい方は独特の表現をされることがあります。

 

「身体に張りついているみたい」

「根が生えているみたい」

「取り外して交換したい」

 

自分の身体なのに自分の身体ではないような、別モノな感覚。

 

そんな感覚が凝りにはあります。

 

自分と別ものな感覚。

だからグイグイ骨が折れそうな力で凝りを揉んでみたり、肩をドンドン叩いてみたりしたくなるのかもしれません。

しかし、それは別もののような気がするだけ。

現実には凝りも自分です。

グイグイ、ドンドン、あまりいじめると自分で自分をいじめるようなものです。

 

凝りは心身の疲労の歴史。

 

人は、緊張、頑張り、日々起きてくる様々なことに適応しようとします。

仕事でなくても、遊び過ぎても食べ過ぎても、過剰な活動が続けば身体を疲労させます。

 

疲労が自分の処理範囲内なら、一晩寝たり心身をゆったりする時間がとれれば疲労は抜けますし、凝りもしません。

長く凝りがある方は忘れてしまったかもしれませんが、凝りが出始めた頃はしっかり休んでよく寝れば凝りは消えていたはずです。

それがいつしか、消えずにずっと「そこにある」という感覚に。

 

そして、凝りはうっ血や虚血などの循環障害を伴うとする論文報告が多数あります。

そういう意味で、凝りは心身の疲労と循環障害の歴史と言えるのではないでしょうか。

 

力んでいた身体の力が抜けてほっとできる。

 

鍼灸を通してそんな自分の身体を感じていただきたいと思っています。

 

 

 

不調のサイン[体幹]

今かかえている不調が肩こりでも腰痛でも他の何かであっても、痛みなどの不調を感じる場所とは違う部分まで影響を出すことがあります。

最初は小さな範囲だったのに、次第に緊張や凝りがつながっていくような感覚です。

 

特に胴体部分である「体幹」は、重要臓器があるぶん、凝りなどよくある症状以外にもいろいろな不調のサインが現れやすい場所です。

 

◉重要な臓器があるのも体幹。

◉中枢神経である脊髄があるのも体幹。

◉自律神経の幹があるのも体幹。

◉大動脈など大血管があるのも体幹。

 

重要な機能が体幹に集まっているという構造上、体幹には不調のサインが現れやすくなっています。

 

 

 

不調のサイン[末端]

体の端っこである頭顔や手足は普段外に出ているうえに神経や血管が密になっている非常に重要な場所です。

それは、外に出ているために良くも悪くも外的環境から影響を受けやすい場所ということです。

 

末梢の血管である毛細血管は最も細い血管であり、身体的・精神的な過度な負担によりすぐに影響を受けます。

糖尿病の際にそういう微小な循環が問題になることがよく言われますが、そういった疾患でなくても、疲労、寒冷、自律神経機能の不調などによっても血液循環が変わってしまいます。

それは環境や状況に対する身体反応として自然に起きてきます。

 

また、皮膚では特に顔や手足に特殊な機能を持った血管であるAVA(動静脈吻合)が存在します。

 

動静脈吻合は体温や血液循環の調節のために非常に重要な役割を担っています。

体温が上がれば動静脈吻合が開いて血流量を増やします。

普段の数倍の量の血液を流通させ、発汗や外気温を利用して血液を冷やし体温を下げます。

逆に体温が下がれば動静脈吻合が閉じて熱を逃がさないようにします。

 

また、動静脈吻合とは別に、頭部には特殊な構造として導出静脈があり、これにより脳の循環や温度が調整されています。

 

末端にある特殊な構造が果たしているのは、様々な状況に対応できる素晴らしい循環調節機能です。

 

一方で、血液の流れの変化が大きいということは、その変化により様々なことを教えてくれるということでもあります。

 

顔色が悪い。

 

そう感じたことは誰でもありますよね?

 

刻一刻と変わる血液の流れはすぐに顔にも反映されます。

緊張しても、興奮しても、怒っても、悲しんでも、驚いても、怖くても、喜んでも、思い悩んでも。

そういった感情が顔色に表れることもありますが、それも血流や筋肉の変化があるからです。

 

身体の調子が良いときは表情も明るくなります。

 

同じ末端でも顔に比べて指は少し分かりにくいかもしれませんが、体調の変化をきちんと表しています。

例えば、人前で発表するときに精神的に緊張すると手先足先が冷たくなり、ひどいと顔も手先足先も真っ白になってしまいますよね。

病気や何らかの不調の際に指先に変化が起こることもよくみられます。

 

 

 

不調のサイン[ツボ]

不調のサインは「ツボ」としても現れてきます。

 

ツボは、正式には経穴や奇穴などとカテゴリー別に異なる名称がついています。

鍼灸専門学校の教科書には約400のツボが掲載されていて原則全て暗記です。

 

これらのツボは特に体表面(皮膚)に反応が現れます。

体表に現れるという意味は、ツボは3Dで立体的にみていくものですが、見ても触れても最もわかりやすいのが体表面に当たる皮膚という意味です。

 

なぜツボと言われるものがあるのか、なぜソコなのか、なぜ効くのか、それはいまだ研究途上です。

研究は少しずつ進んでいますが、わかっていることのほうが少ないかもしれません。

しかし、経験的に効果があるからこそツボとして伝えられ、鍼灸などで生かされているのです。

 

不調のサインとしてのツボ。

鍼灸治療の場としてのツボ。

心身を整えるスイッチとしてのツボ。

 

謎多きツボですが、鍼灸師にとってはとても大切な存在です。

 

 

 

どんなふうに施術していくの?

ご予約

   

ご来院

   

症状チェックシートへのご記入

   ↓

お話をおうかがいします

   ↓

施術の方針などをご説明します

   

お体のチェック

   ↓

施術

   ↓

施術後の確認など

 

施術に入る前に、症状チェックシートへのご記入をお願いしています。

それをもとに、お話、各種チェックと進んでいきます。

皮膚や筋肉の状態、バランス、動きの偏りなどのチェックを行います。

その後に、現在の体の状態をご説明しながら施術の方針や内容のお話をさせていただき、実際の施術となります。

 

初回は、ご来院から施術を終えるまでで1時間30分ほど必要です。

 

 

 

自分ではどんな施術が良いかわからないのですが?

「私には鍼が良いですか?」

「これまでマッサージしか受けたことがないのですが」

「お灸が好きなんですけど」

「カッピングを受けてみたいんですが」

 いろいろなご相談があります。

 

施術内容のご説明の際に、体質や症状を踏まえて私がベストだと考える施術の方針や内容をお伝えしていますが、施術へのご希望もおうかがいしています。

あとは実際に施術しながらお身体の様子をみて適宜調整しています。

 

*大幅に効果が弱まってしまったり、逆効果になると思われるようなご希望はお受けできません。

 

 

 

鍼治療は初めてだけど?

これまでの経験から「大丈夫」と言えますのでご安心ください。

 

ただ、そうは言っても初めて受ける時はドキドキするものです。

「なんとなくイメージが、、、でも鍼を受けてみたい」

そんな方は少なくありません。

実際、ご来院された方の半数くらいはそんな気持ちを抱えつつご来院された方々です。

 

鍼が初めてであっても経験者であっても、同じように細心の注意を払って鍼治療を行っています。

 

鍼は初めてだから不安、、、と感じられている方には、約1ミリほどごく浅く打つ方法だけで行うこともありますし、円皮鍼(えんぴしん)という1ミリに満たない極小の鍼が付いたシールを貼るだけの鍼治療で施術することもあります。

鍼灸の長い歴史の中で、様々な状況に合わせていろいろな手法が生み出されています。

鍼灸はけっこう懐が深いものですよ。

 

 

 

お灸は熱いの?

お灸のすえ方は様々です。

その場その時の症状や体質などによりお灸のやり方も変わります。

熱さを感じる灸もあれば、全く熱を感じない灸もあります。

 

鍼もお灸もツボに作用させるのが目的ですし、お一人お一人に合わせて行うものです。

灸は、単に熱ければ効くというものではありません。

 

 

 

カッピングは痛い?

痛みはありませんのでご安心ください。

 

カッピングを行うと丸い吸いあとがつくことがあるため、「もしかしてカッピングは痛いの?」と心配されるかもしれませんが、痛みはありません。

カッピングは、マッサージとストレッチが混ざったような独特の感覚があります。

 

ストレッチのように皮膚が伸ばされるように感じたり、マッサージのように押されるように感じたり、その時の身体の状態によっても感じ方が変わります。

天候や気候でも身体が変化するため、夏と冬ではカッピングを受けた時の感覚が変わります。

 

 

 

カッピングは吸いあとがつく?

カッピングを行うと、一時的に皮膚に丸い吸いあとがつくことがあります。

また、お一人の施術の中でも吸いあとが着く場所と着かない場所があり、こういった個人差はその場その時の体の状態や体質も影響しています。

 

吸いあとは、早ければ2〜3日、通常7日ほどで消えます。

また、施術を重ねていくと、徐々に吸いあとがつきにくくなり、消えるのも早くなっていきます。

 

 

 

痛い方が効く気がするけど、実際どうなの?

強くマッサージしたから効くとか、たくさん鍼を打ったから効くとか、熱いお灸ほど効くという方程式はありません。

そんな簡単な話なら鍼灸やマッサージを練習をする必要がありません。

そういう時もありますし、そうでない時もある、ケースバイケースということです。

 

お一人お一人の体質も状態も感受性も違います。

その場その時でお一人お一人に必要なことを判断していくことが大切です。

 

 

 

妊娠中や授乳中に鍼灸やマッサージを受けても良いの?

妊娠・出産時期に限らず、施術の際は細心の注意を払っておりますのでご安心ください。

 

施術中の姿勢は、基本的にご本人が楽な姿勢で行っており、特に産前(妊娠中)の場合は、お腹の緊張がゆるむ横向きの姿勢で施術しています。

 

妊娠中の施術例:つわり、食欲不振、頭痛、肩こり、腰痛、逆子、むくみ、眠りにくい、元々あった花粉症やアトピー性皮膚炎などの悪化など日常のトラブルへの対策など

授乳中の施術例:産後の腰痛や骨盤周りの不調、腱鞘炎、眠りにくい、疲労倦怠感、母乳の出を良くするため(手足と背中のツボを使います)、その他体調不良など

 

 

 

ご予約・お問い合わせ

 

電話:044-742-2345

 

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