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逆子と冷えとお灸

真冬のはずですが、、、
暖かな日が続いてますね!
今日も雨があがると、鍼灸院に射し込む陽のひかりが何とも気持ち良さそうでした。
さて
当院では逆子のお灸を行っていますが、、、
昨年12月にご来院された方は皆さん頭位に戻られました!
良かったですし、私も嬉しいです。
ひと月に逆子でご来院された方のうち80~90%復位することが多いのですが、100%というのは滅多にありません。
特に、妊娠36~37週くらいで逆子のお灸を開始する方が多い月は、皆さん全員が復位する可能性はどうしても低くなります。
100%という月は、だいたい一年でひと月、多くてもふた月です。
当院の施術どうこうよりも、天候だったり、周囲の環境だったり、復位しやすい方が集中したり、施術以外の良い要素がたまたま集まったのだと思います。
さてさて
逆子というキーワードでインターネットを検索すると、必ずと言っていいほどでてくるのが「冷え」です。
「冷えているから」
「冷えはよくない」
「冷やすといけない」
「ホッカイロで温めよう」
「足湯が効く」
「あたたかいものだけ食べるように」
山ほど出てきます。
でも、それは本当でしょうか?
私はあまり関係ないと思います。
もちろん冷えている状態は心地よい状態ではありません。
男性は冷えていても気づかない人が多いですが、男女問わず冷えを強く感じる方にとってはとてもつらい状況です。
外から温めることで気分にも自律神経にも良い影響があります。
寒さに当てられた後にお風呂で暖まりたいと思うのは本能です。
そういう意味で温める価値はあります。
逆子ということに限らず、体調を整えるために。
ですが、冷えているから体調が悪くなるという考えは一方的すぎると思います。
本来は、何らかの良くないことがあって、その方の場合は冷えというかたちで現れているということです。
違う方では冷えではなく熱っぽさとして現れることもあります(カゼなどの明らかな感染症でなくても)。
逆子の施術をしていると、いろんな方法で温めようとしすぎて熱がこもっているような方も少なくありません。
冷えは結果的にそうなるということで、冷えが元ではありませんからね。
ですから、逆子が頭位になるために冷えを無くすことが絶対条件にはなりません。
もし本当に冷えていることが原因なら、お腹や足が冷たい人は全て逆子でもおかしくないですよね?
でも、そうではありません。
冷え性の女性はとても多いです。
今に始まったことではなく、大昔からそうなのです。
さらに、お灸をすえて逆子が戻った人をみても、冷え性が改善した人もいればそうでない人もいます。
逆子が戻るということにおいては、冷えは無関係だと考えています。