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2016 / 05 / 06  07:40

子どもの肩こり/マッサージ、エクササイズ、ストレッチ

子どもの肩こり。

 

 

実はけっこうあります。

ほとんど気づかれませんが、大人なみにカチコチの子どもさんも決して珍しくありません。

現代病なのか、昔からそうだったのか、それはわかりませんが。

 

 

お子さん本人は肩こりを感じていないことがほとんどです。

体が硬いとか、頭痛がするとか、たまに寝違えることをキッカケにご家族が気づくケースが多いです。

ひどいと大人の四十肩のように肩の関節が硬くて鉄棒や逆立ちなどが出来ないお子さんも。

 

 

子どもの運動能力についてはいくつか報告書を読んでいますが、凝りの実態はどうなんでしょうか。

まだそういう報告書は読んだことがないんですよね。

子どもだから肩凝りなんかあるはずない、という先入観があると調査もされないかもしれません。





で、今回のケース。

 

 

鉄棒をやった時に肩周りの硬さに気づいたとのこと。

身体をみていくと、肩周りだけでなく背中なども硬さがあり円背傾向でした。

マッサージ、エクササイズ、ストレッチを行いました。

円背傾向のため股関節の硬さが出ていましたので、それにはエクササイズとストレッチで対応しました。

後は、鉄棒で遊ぶ時にできるような簡単なエクササイズをアドバイスして終了しました。

 

 

 

子どもは特にスポーツをしていなくても生活の中で自然に身体を動かしています。

ちょっと見ていても、無駄に動いていたりしますよね?

大人からすれば無駄に大袈裟に騒いで動いているのですが、子どもにとってはそれは自然なことで、動きそのものが遊びであり、会話(対話)であり、感情表現でもあります。

無駄なことは一つもないんですよね。

全てが成長のプロセス。

まぁ、正直なところ、育児をしているとそうおおらかに言ってられない時がありますけどね。





知っている言葉が増えたり、考えと行動が一致してきたり、話し方が大人びてくると動きは小さくなります。

成長するにつれておおはしゃぎしたりすることも減ってきます。

身体で表現しなくても言葉で伝えられる部分が増えてきます。





でも、考えてみてください。

 

 

身体を使って何かをするというのは、単純な運動機能のためではありませんよね?

大人でも、ダイエットのためや身体を鍛えること以外に楽しみとして運動することがあります。

たまに無性に身体を動かしたくなることもあります。

普段は物静かなのに地域の運動会やお祭りになると急に人が変わったようになるかたもいらっしゃいます。

小さなお子さんがご家庭にいて、たまに子どもと遊んで身体を動かすと気持ちがスッキリするという方もいらっしゃいます。

 

 

そんなふうに、運動は心の部分も関わってきます

そんな大切な面もあります。

 

 

環境や時間が許す限り子どもには身体を動かして遊んで欲しいものです。