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施術料金の改定について
【お知らせ】
11月1日より施術料金を改定致します。
*10月1日ではありませんのでご注意ください。
ご来院されている皆様には順次お知らせしておりますが、正式には改めて書面にてご案内させていただきます。
[新たな料金]
総合施術コース…6,000円
逆子のお灸コース…4,000円
小児はりコース…2,000円(変更なし)
カッピングコース…10,000円(新設)
ワンポイントコース…4,000円(新設)
[総合施術コース]…6,000円
▪当院の基本コースです。
鍼灸、カッピング、手技療法を体質やす症状に合わせて併用しながら施術するコースです。
鍼灸を中心に、適宜カッピング(吸角)と手技療法(マッサージなど)を行います。
ご希望により、鍼灸のみの施術、手技療法のみの施術などにも対応しておりますのでご相談ください。
*当院で処方したセルフケアで置き鍼(自分で貼り変えるシール式の鍼)やお灸が必要な場合は、施術時に必要な量をお渡しします。用具代は施術料金に含まれています。
[逆子のお灸コース]…4,000円
▪逆子の際に行うお灸のコースです。
お灸とマッサージを行います。
お腹の緊張をやわらげるためのマッサージと胎動をうながすためのお灸を組み合わせて施術します。
*ご自宅でセルフ灸をお願いしています。
セルフケアに必要なお灸セットは施術時にお渡しします。用具代は施術料金に含まれています。
[小児はりコース]…2,000円
▪これまでと変更ありません。
小児はりに用いる道具類、消耗品などはほとんど値上がりがありませんので施術料金に変更はありません。
[カッピングコース]…10,000円
▪カッピングコースを新設しました。
カッピング施術は総合施術コースでも行っておりますが、カッピングをより集中的に受けたいというご要望を受け、カッピングに特化したコースを新設しました。
カッピングを中心に、鍼灸と手技療法を併用した施術を行います。
施術の流れは以下のようになります。
カッピング①(約10分)
↓↓↓
鍼灸・手技療法(15~30分)
↓↓↓
カッピング②(20~40分)
↓↓↓
手技療法(約10分)
*カッピング①…鍼灸施術前に全身の血流を上げるためのカッピングを首から腰にかけて行います。
*鍼灸・手技療法…体質や症状に合わせて施術を行います。
*カッピング②…鍼灸・手技療法の後に再度カッピングを行います。留罐法(カッピングを数分つけたままにしておく方法)や走罐法(スライドカッピング:カッピングによるマッサージ)などを組み合わせて行います。
*手技療法…最後に首の施術を行います。マッサージのような施術ですので、高速で関節を動かすような手法は行いません。
[ワンポイントコース]…4,000円
▪ワンポイントコースを新設しました。
急性の捻挫や打撲などの際に、足だけ、腕だけなど部分的な施術を行うコースです。
鍼灸、手技療法、テーピング、アイシングなどを適宜行います。
施術時間は30~40分です。
例)右足関節の捻挫:アイシング、鍼灸施術、右膝から下のテーピングなど
*捻挫など外傷の急性期はほとんどの方にご自宅でのセルフケアを処方しています。
*当院での施術や当院で処方したセルフケアに必要なテーピングテープ、包帯、置き鍼(テープ式の鍼)などは全て施術料金に含まれています。
[改定理由]
今回の施術料金改定は消費税増税が理由ではありません。
①施術内容の変更
当院の施術方針自体に変わりはありませんが、施術そのものは年々変化しています。
5年前の施術、4年前の施術、3年前の施術、、、今の施術。
1年1年でみれば少ない変化かもしれませんが5年前の施術と今の施術を比べると全く別物となっています。
施術内容も変わりましたし、使用する鍼や艾も変わりました。
もちろん施術効果も。
諸々のことを考慮し施術料金を変更することに決めました。
②消耗品の値上がり
ここ2年ほどはお灸の艾(もぐさ)、フェイスペーパー、ガーゼなど主に消耗品の値上がりが起きています。
鍼に関しては、値上げされたものと値下げされたものがありますが、当院で使用しているものを平均すると上がっています。
中には以前の1.5倍まで値上げされたものもあります。
メーカーによって値上げの理由は様々ですが、当院で確認した中では原材料費と人件費の値上がりが主な理由とのことでした。
今回の施術料金変更は増税のためというより、増税以前から起きている仕入れ価格の値上げも一つの要因です。
鍼灸なかむら
中村敬一郎
本

同業の方や医療関係者の方に施術していると、たまーに聞かれることがあります。
「鍼灸で読んでみたら良いという本がありますか?」
で、
「何でも良いと思いますよ」
と答えます。
「鍼灸を理解しやすい入門書とかありますか?」
これもたまーに聞かれます。
これまた難しいです。
鍼灸っていろんな施術への考え方がありますから、そもそも入門書ということが言えるのかどうか。
入門書と言われているような本の内容と実際の現場が全く違うなんてことはザラです。
また学校の教科書は分かりにくいですし、入門書的なものも内容はバラバラです。
中医学の入門書ならオススメのものがありますけど、初学者ならある程度内容が分かっている人と読み込まないとほとんど意味不明だと思います。
言葉の意味は分かっても、実際にどういうことを言っているのか腑に落ちないはずですから。
昔なら鍼灸でもマッサージでも本から得られる情報は少なく、まずはひたすら師匠のやり方を踏襲しつつ、慣れるに従ってそこへ自分の味が入っていき、本も読み研究し、最終的に自分の型ができるという感じですが、今はまた違う、のかもしれません。
現在では様々な優れた研究もされています。
先にそれらの情報に触れることも多いですし、昔の素晴らしい文献も電子化されていて手に入れやすいです。
本や文献との関わり方も変わってきているのでしょう。
個人的に気に入っている本はありますが、それがその方に合うかどうかは分かりません。
趣味も志向も嗜好も皆違いますからね。
そして、ある時は「すごく感動した」と思っても、違う時に読んだら「んーイマイチ」と思うこともあります。
人によって響くポイントは違いますし、その場その時でも響くポイントが変わりますよね。
優れた本は山のようにあります。
私も本からたくさんのことを学びました。
私は、一つのことを深く追求するタイプですし、気に入った本は何度も繰り返し読む派です。
鍼灸施術する時はいろいろな手法を用いますしマッサージなどと併用することもありますが、施術方針というか施術に対する基本原則は私の中では統一されています。
だから毎回話すことが同じです(笑)
でも、進歩してないわけじゃありませんよ(笑)
医療関係ではない本からもたくさんの施術のヒントをもらいました。
小説のたった一行の分から大きなヒントをもらうこともあります。
だから、読むのは「どの本でも良い」と思います。
宝はどこにあるのか分かりません。
ただ、宝は偶然落ちていません。
たとえ偶然に落ちていたと思っても、それまで探していたからこそ見つけられたのだと思います。
これまでホントに沢山の本を読みました。
ペラペラの冊子みたいなものから分厚いものまで。
難解なものからマンガまで。
どれも私の財産です。
でも、全て私の中にあるので売れない財産ですけど(笑)