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お知らせ〜臨時休院日〜
4月1日・2日は、臨時の休院日となります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。
4月3日は通常通り開院しておりますが、ご予約可能な時間は、10時〜1名様のみとなっております。
よろしくお願い致します。
鍼灸なかむら
春先の汗と痒み
今日は雨模様。
ヒヤッとした空気に、早起きしてしまいました。
今日は寒空ですが、、、
春先は痒みが出やすい季節。
いろんな要素が関係しますが、暖かくなってくると〈汗〉も一つの要素になります。
夏場にたくさん汗をかいても何ともないのに、、、
そんな方もいらっしゃると思います。
汗と関係する皮膚症状に〈コリン性蕁麻疹〉があります。
コリン性蕁麻疹とは、汗をかくことでアセチルコリンが作用し蕁麻疹や痒み、チクチク感などの症状が現れます。
発疹は出ず、痒みや刺激感だけを感じることもあります。
名前は聞き慣れないかもしれませんが、似たような経験をされた方は少なくないはず。
すぐおさまることも少なくないので
「たまにこうなるんだよね〜」
というくらいで終わっていたりします。
コリン性蕁麻疹では、症状が強いと抗ヒスタミン薬などを用います。
あまり症状が強くなく日常生活の負担になっていなければ、少しずつ汗をかくようにしながら慣らしていくようにする指導が行われることが多いようです。
治療院で治療する際は、鍼灸でもマッサージでも、循環改善を第一に、少し汗が滲む程度に治療を行っています。
また、対症療法として、カユミに効果的なツボを使うこともあります。
実は、私も2回ほどそんなことがありました。
私の場合は単発ですぐに収まったため、当時は気にしていませんでしたが。
多忙による睡眠不足、それに運動不足も重なり出たのだと思います。
動いてはいましたが、汗をかくことは少なかったです。
知らず知らずに、汗をかけない体になっていたんですね。
当時は、そんなことにも気づかないほど自分を追い込みまくって仕事してましたからね。
睡眠時間は平均3時間くらい。
超人的な人ならそれでも良いかもしれませんが、私は凡人ですから笑
そんな状況で長く続けられるわけがありません。
これは、本当に人それぞれなので、私と同じようなケースの方もいらっしゃいますし、全く違うこともあります。
ただ、ご来院される方では、運動不足で日頃に汗をかいていないケースが圧倒的に多いですね。
ちょっとすると、夏場でも汗をかかないような生活を送られていたり。。。
人間は汗をかくように出来ています。
汗をかくくらい体を使うこと。
汗をかくことなく、頭ばかり使っていると、、、
いろんな不具合も出てくるものです。
事情、状況で運動できないということはあります。
でも、少しずつでも、、、汗かきましょうね。
疲れもいろいろ
かたくるしい→「堅苦しい」
という言葉があります。
本来の漢字表記は「肩苦しい」とは書きません。
〈堅苦しい〉なんですよね。
恥ずかしながら、30代になって初めて堅苦しいと書くのだと知りました。
しかし、イメージとしては〈肩苦しい〉って表現でも良さそうな気がしませんか?
かたくるしい場面では
緊張したり、、、
頭を使ったり、、、
気をもんだり、、、
そんな場面がすぐ浮かんできます。
気持ちに余裕がないと体にも同じことが起こります。
逆もまたしかり。
で
「あー肩こったー」
となるわけですね。
精神の疲れと、肉体の疲れ。
ホントは同じことなんですが。
どっちに気がつきやすいかは人それぞれです。
ドローインってダメなんですか?
「テレビで○○っていう体操を見たんだけど、アレって効くの?」
という質問を受けることがちょくちょくあります。
逆に
「○○って駄目なの?」
と聞かれることも。
人気のある健康番組を放送した翌日は、2、3人から同じ体操について聞かれることもあります。
先日ご質問されたのが、
「ドローインって良くないんですか?」
その方は日頃の自主トレの1つとしてドローインを取り入れているとのことですが、
仲間うちで
「ドローインは体を固くするから良くないらしいぞ」
というのが話題に上ったそうです。
で、心配になったと。
私がその方に聞いたのは
「では、ドローイン取り入れてから体が固くなりましたか?」
ってこと。
答は
「いや、、、固くなったと感じたことはないです」
ドローインという呼び名が知られるようになってきたからでしょうか。
ある治療方法や、あるトレーニング方法が流行ると、必ずそれを否定する話が出てくるものです。
ドローインもその標的になったんでしょうね。
結論とすれば
「ドローインをやるから体が固くなるのではなく、体を固めるようなドローインをやるから体が固くなる」
です。
どんなトレーニングでも「悪いトレーニング」というものはありません。
目的次第。
やり方次第。
ということです。
同じやり方でも、目的や考え方が違えば良い方に向くことも悪い方に向くこともある。
これは、トレーニングや体操に限らず、様々なことに当てはまりますよね。
これも治療院でよくある会話ですが
「痛いくらい強くマッサージして欲しいのですがやってもらえますか?」
強くやれば良くなる、とは言えません。
それに、硬くなっている筋肉を柔かくするためなら力は不要です。
ただ、目的によっては痛みという要素が必要な場合がある。
単に〈かたい〉と言ってもいろいろです。
なんだか、話が違う方向へきてしまいましたが、、、
ドローインそのものに善悪はない、です。