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鍼灸祭
先週末は、湯島聖堂で鍼灸祭が執り行われました。
例年より少し参加者が少なかったかな、、、それでも会場は満員で立ち見もありという状況でした。
「祭」というと、御神輿の出る賑やかな祭を想像されるかもしれませんが、鍼灸祭はとっても厳か。
はり師の体の一部とも言える「鍼」への感謝の気持ちをあらわし供養するという式典です。
折れてしまった裁縫などの針を供養する「針供養」が元になっています。
ディスポーザブル(使い捨て)の鍼だろうと何だろうと、この気持ちは忘れてはならないと思います。
鍼灸祭では、式典の後に講演も行われます。
今年は、長野仁先生と福島哲也先生のお二方のご講演がありました。
普段は聞けないようなお話もあり、非常に多くの学びがありました。
お話を聞きながら自分の臨床と照らし合わせグルグル。。。
スッと腑に落ちることもあり、まだまだ修行が足りないな~と自分を感じることもあり、、、
これから時間をかけて咀嚼し、自分のものにしていきたいと思います。
鍼灸祭は、準備運営に携わる皆様のお陰で開催できています。
ご自分のお仕事がある中で、改めて時間をとり他のこともやるというのは本当に大変です。
その方々にも感謝ですね。
早朝の電話。逆子のお灸
たまーに、早朝に鍼灸院の電話がなります。
9割方
「昨夜、足首ひねって、、、」
「今朝ぎっくり腰に、、、」
という緊急のお問い合わせです。
でも、先週末に鳴ったのはちょっと違うお電話でした。
お電話は、その前日に逆子治療でご来院された方からでした。
「昨夜、グルッとなった感じがしました!お腹の形も変わったみたいですし、きっとなおってると思います!」
というご連絡。
結果、今週の検診では、無事に頭位が確認されました。
一安心です。
朝早くにすみませんとおっしゃっていましたが、ぜーんぜんかまいません。
むしろ、ご連絡ありがとうございます!です。
出産分娩は、何事もなくても不安なものです。
だからこそ、不安な要素を限りなく少なくできたら、、、と思いながら逆子への施術を行っています。
一人嬉しくなった早朝でした。
変わる季節
GWも終わりましたね〜
あ、私は今日から仕事してます。
今月も頑張っていきますよ!
さて、GWが過ぎたということは新年度が始まり1ヶ月が過ぎたということ。
毎年のことですが、GW前後から学生さんのご来院が増えます。
多くは、部活に入り初めて本格的にスポーツに取り組み始めたという学生さんですが、経験者でも「部活はきつく感じる」という選手が多いです。
逆に、「部活は楽で、、、」という選手も僅かながらいますけどね。
陸上、サッカー、バレー、野球、バドミントン、、、
中学校や高校の部活に入り、初めて本格的にスポーツに取り組んだという学生さんは多いですよね。
あるいは、以前やっていたのとは違う競技に変わったとか。
未経験ということもあり、、、
疲労が体にたまっていくのを本能では分かっていますが、それにどうやって対処するかまだ分からない。
どのくらいの練習でどのくらい疲れているのかもよく分からない、、、
ということもたまに聞きます。
ただ
「今日もつかれた〜」
という感じかもしれません。
いや、本能では対処できるのかもしれません。
ですが、そうできなくさせるのが理性や環境というやつですよね。
そんな中で徐々に疲労が大きくなっていく。
そんなこともあります。
疲労は単に「たくさん走ったから」とか「たくさん筋トレしたから」という理由で蓄積されるわけではありません。
もちろん慣れもありますが、そうでないことも。
誰しも疲れはしますが、、、
たくさん走って、たくさん筋トレ!
でも、疲労がたまらない方もいます。
長く疲労が抜けない方もいます。
疲労が蓄積しやすい方は、練習量を落としても疲労がたまります。
部活の緊張感、姿勢、ペース、呼吸、、、
そんな要素が自分の中で解決できると疲労は確実に軽くなってきます。
練習により体も変わりますが、変わるのは体だけではありません。
いろいろと成長しています。
○○が成長したから、、、○○が変わったから、、、疲れなくなった。
一人一人当てはまることは違うでしょうが、、、
疲れが蓄積する要素は筋力や体力だけではないということ。
です。
施術で痛みがなくなる。
もちろんそれも嬉しいこと。
でも、疲れにくくなった、、、痛みが出なくなった、、、そんなふうに変わっていく選手をみるのも嬉しいことです。