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モゾッとしたような・逆子のお灸とエクササイズ
最近、立て続けに9名ほど逆子のお灸のご依頼がありました。
知人の先生からのご紹介もあり、しっかりプレッシャーをかけられました(笑)
逆子のお灸は何故かご依頼が集中する時があるんですよね。
不思議です。
【いろいろな逆子状況】
逆子と言っても、状況はそれぞれ違います。
◎お灸を始める週数
◎胎位と胎動
◎お腹のはり具合
◎いつもの体調
いろいろです。
これらの状況次第で施術方法が変わりますし、使うツボも変わります。
【逆子のお灸のタイミング】
逆子のお灸は28週前後から行うのが一般的ですが、それ以前に行うこともあります。
逆にもっと遅い時期から始める場合もあります。
これまでに最も遅い時期から施術を開始したのは36週と2日。
その方の場合は、2日連続で施術、1日空けて、再度2日連続で施術を行った日(施術4回目)の夜に逆子が戻りました。
同じように36週に入った日から当院でお灸を始めた方で、残念ながら頭位にならなかったケースもあります。
確率から言うと妊娠後期になるほど復位する確率は低くなります。
妊娠後期になるほどお腹のはりも強くなりますし、胎児が動くスペースも狭くなってくるためです。
【胎位と胎動】
赤ちゃんの位置や姿勢も様々で、骨盤位にしても左向き、右向き、足を曲げていたり伸ばしていたり、、、
胎動が大きな赤ちゃん、胎動が少ない赤ちゃん、胎動は小さいがよく動く赤ちゃん、たまにボコンと動く赤ちゃん。。。
赤ちゃんそれぞれで違います。
お灸をすえる際は「ママさん状態」を考慮しながらお灸をすえます。
【ママさんの体質と状態】
ママさんの体質やその時の身体の状態もお灸をすえる際に考慮しなくてはならない要素です。
寒がりか、暑がりか、湿や熱がこもりやすいのか、筋肉が硬くなりやすいのか、水分代謝はどうか、お腹が張っているのか硬いのか、足の張りはどうか、、、
体質やその時の状態により使うツボも変わってきます。
【至陰の灸】
逆子のお灸では「至陰(しいん)」という小指のツボが超有名。
逆子のパターン、ママさんの体質、妊娠週数などに合わせてツボを選んでお灸をすえるのですが、やはり昔から効果的とされている至陰には強い力があります。
【お腹をゆったりさせるエクササイズ】
逆子体操と呼ばれる体操がありますが、当院で一般的な逆子体操をすすめることはありません。
近年、産科医師も逆子体操をすすめることが減ってきていますからね。
効果がハッキリしないというのが大きな理由です。
また、多くの逆子体操はポージングがキツい上に体操そのものが長時間であり、体操をやることの負担が大きいということもあります。
私がおすすめしているのは、あお向けで行う簡単なエクササイズ。
だいたい2~5分程度です。
腰痛や赤ちゃんが大きいためにあお向けがつらい方は椅子に座った姿勢で行うこともあります。
ママさんの足腰やお腹の状態をみながらその方に合わせてエクササイズをアドバイスしています。
【逆子のケース】
主訴:逆子
施術:鍼灸、エクササイズ
経過:30Wに入ったところで逆子の灸を開始。3回目の施術後の産婦人科検診時に頭位を確認。