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2016 / 08 / 25  07:31

つながりが大切。肩凝り・肘の痛み(鍼灸治療)

鍼灸治療をしていて常に考えること。



「身体のつながり」




そんなの当たり前だろ!

そう思いますよね。




そう、当たり前。

身体はつながっているんです。




頭も

首も

肩も

胸も

腰も

手も

足も

指先も、、、



全部つながっているんです。



そのつながりは形だけではありません。

「動きのつながり」もあります




肩こり、腰痛、手足の痛み。。。

動きが正しくつながっていないから起きてくることもあります。

 

バラバラに使うとそれぞれの負担が大きくなります。



大きなモノを持ち上げようとするとき、1人よりも3人、3人よりも10人で力を合わせた方が楽ですよね。

ただし、10人のタイミングや力の方向を合わせていく必要がありますよね。

10人がバラバラに動くより、揃った2人の方が良いかもしれません。

しかも多くの動きは無意識です。

いちいち考えては動けません。

 




少ない筋肉をフルパワーで使って動くより、より多くの筋肉をバランスよく使えれば最小限の負担で動くことができます。

力を入れることよりも、力を抜くことを考える。

必要な力を過大評価してしまうと、りきみにつながります。

力を抜くことで関節はうまく動いてくれます。



「そんなに肩肘はった生き方をしていると疲れるよ」



上の表現は、精神的な無理をするという意味で使われることが多いですが、実際の身体の使い方にも当てはまります。

肩や肘、あるいは手首などある部分に偏った力の使い方をすると、ロボットのような直線的な動きになります。

直線でも良い場合もありますが、生き物の動きは曲線や螺旋であることが多いです。

あまりに直線、どこかに力みがあると肩や肘などの関節で動きのつながりが途切れてしまうんです。

そんな身体の使い方をしていると、身体的にも精神的にも疲れてしまいます。



動きのつながりへのブロックを解消するとうまく連動できるようになります。

これはスポーツ選手にだけ当てはまるような話ではなく、普段の日常生活でも同じこと。

モノを持つ

洗濯物を干す

料理を作る

何かの動作をするときは必ず関わってくることです。




骨のツナガリ、筋肉のツナガリを考え、身体全体としてのツナガリをつくっていくことが大切です。




【肩凝りと肘の痛みのケース】
主訴:肩こり、肘の痛み
施術:鍼灸
経過:肘の痛みは2回目の施術後には強く力を入れない限り痛みは出なくなり、5回目の施術後には痛まなくなった。
現在、疲労感が強まった時にご来院されている。