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捻挫とお灸
先日書いた捻挫の学生さん、試合でちゃんと動けました~と連絡くれました。
良かった良かった。
でも、試合の終わり頃は痛みが出てきたらしいので、今は結構痛いはず。。。
まぁ、それも良い思い出にしちゃうのかもしれません。
パワフルな学生さんですから。
まぁ、ひとまずホッとしました。
後はしっかり治しましょうね。
さてさて、うちの鍼灸院は「鍼灸なかむら」ですが、私は柔道整復師でもあります。
*柔道整復師は、骨折・脱臼・捻挫・打撲への施術をするための資格です。
救急病院勤務が長かったので様々な怪我に施術をしてきましたが、怪我につきものの「炎症」については思うところがあります。
怪我をすると、それがどんな怪我であったとしても必ず炎症反応が生じます。
怪我により炎症が起きるのは当たり前の反応です。
それ自体に良い悪いはありません。
必要だから炎症が起きているわけですからね。
ただし、炎症が強く起きれば腫れや痛みが強くなります。
それではつらいため、何らかの対処をするのが普通です。
炎症への対処としては、アイシング、、、消炎鎮痛剤、、、注射、、、
方法はいろいろあります。
氷や水で冷やすのはほとんど本能に近い行動かもしれません。
炎症をどう処理するのかは、炎症や痛みの度合いによりますし、その場その時での判断もあります。
捻挫などにより局所的に炎症が起きた場合は、一般的には「氷」や「水」で冷やしたり消炎鎮痛剤を用いますが、、、
この炎症に対する処置として、鍼灸では面白い考え方があります。
鍼灸そのものは「冷たい」わけではありません。
氷のように直接的に冷やすことはできません。
直接的に「冷やす」のではなく結果的に「冷える」、そんな感じです。
*これは私がそう表現しているだけなので、その点ご了承ください。
冷えると言っても、氷などで冷やした時や消炎鎮痛剤を用いた時とは違う反応なのですが。
そうやって炎症に対応していきます。
こういう鍼灸の作用はまだまだ解明されていませんが、、、
誤解を恐れずに言うならば、鍼灸では理屈よりも結果の方が大切。
実際に腫れがひいたとか、痛みが軽減したということが大切です。
逆に言えば、結果が伴わないと意味がないとも言えます、ね。
まぁ、そのために理論があるわけなんですけどね。