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2018 / 05 / 24  22:25

顔と呼吸とお腹と肩こり。全てはつながり。

施術中によくする話として「」の話があります。

 

何度もしつこく話したりするので

 

「あーまた言ってる」

 

と思う方もいらっしゃると思います。

 

でも、しつこく話します笑

 

 

 

膜…fascia

 

ファシアですね、読みとしては。

 

facial(フェイシャル)…顔面

 

とは違います。

 

まぁ、結局は同じことなんですが。

 

 

 

膜は人間の体全体、どこにでも存在するものです。

 

筋肉にも、にも、神経にも、内臓にも、血管にも。

 

「膜」であるとともに強大な筋肉である横隔膜

 

心臓や胃腸なども伸び縮みする筋ですが、心膜腹膜で包まれています。

 

中枢神経である脳や脊髄も軟膜硬膜などの膜で包まれています。

 

そして、体全体をすっぽり包む皮膚も大きな膜と捉えることができます。

 

 

 

よく「筋膜リリース」なんて言いますが、あれも「筋肉の膜」を「リリースする(解放する)」という意味です。

 

ペインクリニックや整形外科で筋膜リリース注射を行うところもありますね。

 

概念というか、考え方が少し違うだけで、手技的にはトリガーポイント注射とほとんど同じです。

 

うちで筋膜リリースするなら、ほとんど鍼、たまにカッピングやマッサージで行います。

 

 

 

膜は「つながって」います。

 

と言いますか、他の血管や神経もつながっています。

 

すべて「つながり」なんですよね。

 

だから悪いことも良いことも全身に影響が出るし、1箇所施術した効果が他にも波及します。

 

だからこそツボという概念が成り立つわけです。

 

 

 

様々な移植手術がありますが、それが難しいのは、この様々なつながりをそっくり入れ替える必要があるからです。

 

もちろん、倫理面での難しさもあります。。。

 

 

 

その意味で、肩こりも肌荒れも基本は同じことです。

 

便秘が改善すると肌の調子も整ったりしますよね?

 

呼吸も整うし、肩こりも楽になる。

 

体もつながっているし、施術もつながっています。

 

 

 

一人一人違うつながりを持って生きています。