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顔と呼吸とお腹と肩こり。全てはつながり。
施術中によくする話として「膜」の話があります。
何度もしつこく話したりするので
「あーまた言ってる」
と思う方もいらっしゃると思います。
でも、しつこく話します笑
膜…fascia
ファシアですね、読みとしては。
facial(フェイシャル)…顔面
とは違います。
まぁ、結局は同じことなんですが。
膜は人間の体全体、どこにでも存在するものです。
筋肉にも、脳にも、神経にも、内臓にも、血管にも。
「膜」であるとともに強大な筋肉である横隔膜。
心臓や胃腸なども伸び縮みする筋ですが、心膜、腹膜で包まれています。
中枢神経である脳や脊髄も軟膜や硬膜などの膜で包まれています。
そして、体全体をすっぽり包む皮膚も大きな膜と捉えることができます。
よく「筋膜リリース」なんて言いますが、あれも「筋肉の膜」を「リリースする(解放する)」という意味です。
ペインクリニックや整形外科で筋膜リリース注射を行うところもありますね。
概念というか、考え方が少し違うだけで、手技的にはトリガーポイント注射とほとんど同じです。
うちで筋膜リリースするなら、ほとんど鍼、たまにカッピングやマッサージで行います。
膜は「つながって」います。
と言いますか、他の血管や神経もつながっています。
すべて「つながり」なんですよね。
だから悪いことも良いことも全身に影響が出るし、1箇所施術した効果が他にも波及します。
だからこそツボという概念が成り立つわけです。
様々な移植手術がありますが、それが難しいのは、この様々なつながりをそっくり入れ替える必要があるからです。
もちろん、倫理面での難しさもあります。。。
その意味で、肩こりも肌荒れも基本は同じことです。
便秘が改善すると肌の調子も整ったりしますよね?
呼吸も整うし、肩こりも楽になる。
体もつながっているし、施術もつながっています。
一人一人違うつながりを持って生きています。