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鍼灸祭
昨日は毎年5月恒例の鍼灸祭でした。
あくまで神事なのでとっても厳かです。
場所は神農廟(写真がそう)がある湯島聖堂。
*神農…農耕と医薬の神。交易の神と言われることも。
式の後は講演が行われるのが常です。
毎年豪華な講演が行われるのですが、今年も日本内経医学会の小林健二先生と大師はり灸療院の谷岡賢德先生という豪華というか贅沢というか、、、そんな講演を拝聴拝見しました。
小林先生は気が遠くなりそうなくらい手間がかかっているであろう超貴重なデータを公開してくださいました。
私なんか「えー!ホントにダダで良いんデスカ!」と思ってしまいました。
谷岡先生はあの独特な口調とリズムで会場を魅了しておられました。
デモも新生児クラスの赤ちゃんを含め8人、弱三からの~毫鍼、お灸、三稜鍼!
鍼灸祭は昭和の頃から行われるようになった神事です。
一旦途絶えかけつつも復活しています。
裁縫関係の針供養と同様に鍼灸の鍼を供養するという意味があります。
と同時に鍼灸や東洋医学の先達に感謝するという意味もあります。
このご時世ですから神事や仏事も縮小傾向ですが、個人的にはこういう行事があった方が良いように思います。
1年のけじめ。
そうそう、谷岡先生が「この時期は回転性めまいが多い」とお話されていましたが、ホントそうなんですよね。
春先~梅雨前にかけて当院にもメマイでご来院される方が増えます。
初めてめまいを感じた方は病院に行くことがほとんどだと思いますが、何度もめまいを繰り返しておられる方は何となく予兆がある時、調子が悪くなりそうな時に鍼灸院に行くという方もけっこういらっしゃいます。
もちろん病院にもかかっている方が多いです。
めまいのある方はめまいそのもの以外に不調が複数あることが普通です。
頭が痛い、眼の疲れ、首肩凝り、腰の痛み、胃腸の不具合。。。
そんなとき鍼灸って案外便利なものです。
鍼灸院では病院のように検査をしたり薬を出すことは出来ませんし、鍼灸で全て良くなるわけでもない。
でも【あ~なんかラク】と感じてもらえるのが鍼灸の良さだと思います。
今日もそう言っていただけるように頑張ります!