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2019 / 12 / 11  00:30

花粉症と自律神経

花粉症。

 

花粉症は日本に限った病気ではありませんが、これから日本ではもっと増えるだろうなと感じます。

 

スギ花粉、ヒノキ花粉、ブタクサ花粉、、、

 

統計的にもそうですが、実感として強く感じます。

 

厄介なものです。

 

 

 

花粉症は文字通り

 

 

「何らかの花粉に対するアレルギー反応」

 

 

ただ、花粉だけではないから問題がややこしいんですよね。

 

 

 

問題が花粉だけなら、花粉を吸い込まなければ症状は出ないワケです。

 

が、、、

 

実際はそうじゃないですよね。

 

どんなに気を使って花粉をシャットアウトしてもクシャミや鼻水が出てしまうことがあります。

 

鼻や喉の粘膜が敏感になっているからということもありますが、、、

 

 

 

[モーニングアタック]

 

花粉症の症状に悩まされている方はモーニングアタックという言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

モーニングアタックは、起床時に鼻水やクシャミなどの花粉症症状が強く出ることを言います。

 

ただし、一過性であり、数分くらいで強い症状はおさまってきます。

 

 

 

なぜモーニングアタックが起こるか諸説ありますが、その中の1つに自律神経の関与があるようです。

 

他に就寝前に部屋に飛散していた花粉が寝ている間に舞い降りてくるから起床時に症状が出るという説もあり、この説はよくテレビなどでも言われていますが、、、

 

正直、私は疑っています。

 

何故疑っているかと言うと、モーニングアタック様の症状は朝だけとは限らないからです。

 

 

 

当院にご来院された方々からお話を聞いていると、仕事の昼休みにウトウトしていても目が覚めた時にモーニングアタック様の症状が出ることが多いようです。

 

電車で寝落ちした後とか。。。

 

ウトウトしていなくても、ふとした時に鼻水がドバーッと出てきたり。

 

 

 

職場なら昼休みでも人の動きがあり、自宅の自室のように花粉が静かに舞い降りてきません。

 

人が動くとともに花粉も舞います。

 

そう考えていくと、舞い降りてくる花粉の影響よりも自律神経との関わりが深いように思えます。

 

本当はどうなんでしょうかね。

 

 

 

睡眠から目覚める際は自律神経に大きな変化が出ます。

 

体はバランスをとろうとしますから、そのうちに交感神経副交感神経のバランスが自然に整ってきます。

 

これに合わせてモーニングアタックの症状もおさまってくると考える方が自然な気がするんですけどね。

 

 

 

このような仕組みだとすると、いつモーニングアタック様の症状が起きても不思議ではありません。

 

食事後も体が大きく変化する時ですし(実際は食事中から)、生活の中で何らかの精神的なストレスやプレッシャーがかかった時も同じです。

 

生活のリズムを整えるなど、生活習慣を変えることで花粉症の症状が軽減することが多いのも頷けます。

 

 

 

自慢にもなりませんが、、、

 

私自身の経験として過去に夜更かし偏食暴飲暴食を繰り返していた時期が数年ありましたが、その間に見事に花粉症を発症しました。

 

自己弁護しておきますが(笑)、夜更かしは勉強や研究のためにしていたんですよ。

 

今も仕事終わりが遅いため読書や研究に当てるのは夜中です。

 

なので、変わらず睡眠時間は短いですが暴飲暴食はしません。

 

体は正直で、花粉症の症状はここ数年ほとんど出なくなりました。

 

多少症状が出ても自分で鍼なりやれば解消できるくらいです。

 

むしろ、花粉のシーズンが楽しみなほどです。

 

来年は完全に出なくなるかな~と思って今から楽しみです。

 

 

 

本当に基本的なことですが、、、

 

できる範囲でいい

 

自分で決めて生活のリズムを変えていくと体は大きく変わります。