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2019 / 12 / 27  23:43

上実下虚

 

12月は例年のごとくバタバタ。

 

どうしても調整がつかない時もあったりで申し訳なく思います。

 

 

 

さて

 

私は体力がある方です。

 

滅法強いわけではありませんが、それなりに自信があります。

 

だから忙しいこと自体は体力で乗り切るだけなのでどうということは無いのですが、、、

 

頭を使いすぎると疲れます。

 

ぐたーっと。

 

 

 

頭を使いながらでもどんどん身体も動かしている時は良い。

 

あまり疲れません。

 

ですが、身体を怠けさせて頭ばっかり使っているとオーバーヒートします。

 

バランスの問題ですね。

 

 

 

昔から頭寒足熱が良いとされています。

 

頭はノボセず冷静でいて、足は動かしあたたかい状態が理想です。

 

何らかの不調の時にも、頭を温めることはほとんどありませんよね。

 

逆に冷やす治療は民間療法にも多く、医療機関でも頭皮冷却などが存在します。

 

そして、足を温めるのは多いものです。

 

冬の炬燵は最高にほっとできます。

 

*頭にお灸をすることがありますが、それは頭を温めるよりも逆に熱をとるのが目的だったりします。

 

 

 

その時々で逆転することがあっても、自然と頭寒足熱の状態に戻れば良いのです。

 

歩くことが健康に良いとされているのも、足を使うことで全体のバランスがとれるからです。

 

体を使って動くことより頭を使うことが多すぎる状態が続かなければ、たいていは戻ってきます。

 

 

 

忙しいと妙にハイになったり唐突にテンションが上がったりすることがありますよね。

 

上がっている時は気分は悪くない。

 

でも、無駄に上がる時もあるから、そういう時は要注意。

 

そういう時こそ頭寒足熱が逆転している時です。

 

 

 

頭寒足熱が逆転した状態のことを上熱下寒上実下虚と言います。

 

上は熱がたまりパンパン、下は冷えてスカスカ。

 

実際に首や肩のコリがパンパンにひどい時は、腰がゆるすぎて充実感がなかったり足腰が冷えているものです。

 

歩いていても上体が突っ込んで腰が遅れるので転びやすくなったりもします。

 

スポーツでもそういう時がありますよね。

 

俗に言う、地に足がつかないというのもコレですね。

 

意識と実際の動きがズレている

 

 

 

そういう時は体と頭の頑張っているバランスを整えていくしかありません。

 

日常生活でも鍼灸でも。

 

 

 

これから年末にかけてご自宅でのんびりお過ごしの方もいらっしゃると思います。

 

エアコンでバッチリ温めすぎると一過性に上熱下寒や上実下虚の状態になりやすいので要注意です。

 

お休みの時ほど適度に体を動かすことをオススメします。

 

私もやりたいことが沢山あるので、しっかり動きたいと思います。