ブログ

2020 / 01 / 24  21:58

2年前に捻挫したとこがずっと痛い(鍼灸治療)

足首の捻挫(足関節靭帯損傷)って日常でもよくある怪我ですが、治り方は怪我の度合いによっていろいろです。

 

また、回復スピードは怪我の度合いとは別に個人としての差もあります。

 

本当に軽い捻挫なら翌日には走れます。

 

そこまででなくても、ほとんどは数週間で日常に困らない程度に回復します。

 

 

まれに数ヶ月経過しても強い痛みが残っている場合もあります。

 

数ヶ月も痛みが続くような場合は1つの靭帯だけでなく同時に複数の靭帯や軟骨などが損傷を受けているケースもありますし、スポーツや日常生活の状況によって痛みを長引かせてしまうことがあります。

 

今回はそんなふうに痛みが長引いていたケースでした。

 

 

 

実は私の知人ですが、2年近く前に捻挫をしたらしい(当時はちゃんと整形外科にかかったとのこと)のですが、そのうち行かなくなってしまった。

 

で、今もまだ痛いとのこと。

 

 

さすがに

 

「それなら早く連絡しなよ~」

 

と私も言いました。

 

まぁ、当院がある川崎まで電車で来ても1時間半くらいかかるところに住んでますからね。

 

生活には困らない痛みのため我慢していたようです。

 

 

 

で、みてみると

 

足首か異常に硬い!

 

足が氷のように冷たい!

 

でもって

 

足首まわりの色が悪い!

 

 

 

冷たいのは怪我より前からのようですが、、、

 

足首が硬くなってしまったり色が悪い(暗い色)なのは怪我の影響でしょう。

 

 

 

痛いから動かさない。

 

動かさないから血流も悪くなる。

 

血流が悪いから余計に冷たくなる

 

動かさず血流も悪いから色も悪くなるし硬くなる。

 

 

 

悪循環ですね。

 

 

 

硬くなるのは防御反応でもあります。

 

 

動かすと傷めた靭帯が伸びて痛いから固めてしまおう!

 

 

そんなふうな反応です。

 

 

 

怪我をした当初はそれも仕方ない面がありますが、今回はちょっといきすぎ。

 

基本的に捻挫をした時に必要以上に動かさないようにすると回復のスピードが遅れますし、回復の質も悪くなります。

 

無茶に動かすのは論外ですが、正しい動きを出せるようにしつつ靭帯の負担にならないように関節の動きを制御するようにしておきます。

 

安静もやりすぎはダメなんです。

 

 

 

さて、今回は、足首周辺には鍼、足の甲の1箇所だけカッピング、足首周辺に3箇所お灸、足趾にマッサージを行いました。

 

結果、走ってもほぼ痛み無し。

 

あとは自然に良くなるでしょうってことで、セルフケアだけアドバイスして施術終了としました。

 

痛みが無くなっても硬さは残ってますから、その部分へのセルフケアも大切です。

 

 

 

今回は、2年も経っているため靭帯そのものは治っています。

 

整形外科で靭帯はしっかりしていると言われています。

 

だからこそ1回でほとんど痛みが無くなったわけです。

 

 

セルフケアはちゃんとやってね、ってことでお見送りでした。