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「鍼灸」の読み方は「しんきゅう」それとも「はりきゅう」?勝手にランキング

おはようございます!
鍼灸なかむらです!
と言うとおり
当院の屋号は「鍼灸なかむら」。
さて、この屋号、何と読むでしょうか?
答えは
はりきゅうなかむら
です。
来院されているかたは知っていたよという人も多いと思いますが
「えー?!そうだったの?」
そんなかたも実はたくさんいらっしゃるかも。
シンキュウナカムラ
ではないんです、実は。
いや
本当はどっちでも良い。
両方とも間違いではありません。
言語としても、どちらの読み方もします。
保健所や税務署などへの届出書類には一つの呼び方しか登録できないため「はりきゅうなかむら」とフリガナをふった。
というだけのことなんです。
「はりきゅう」というのは訓読みです。
日本人が漢字の持つ意味に合う日本語を当てがった読み方が訓読みです。
音を重視する音読み、意味を重視する訓読み、と日本での漢字読みには2つの読み方があります。
中国では、鍼は「zhen」、灸は「jiu」と読みます。*システムの都合で符号は省いています。
中国由来の漢字や鍼灸という言葉の成り立ちから考えれば音読みの「シンキュウ」の方が本来の形に近いかもしれません。
日本では鍼を行う免許を「はり師免許」、灸を行う免許を「きゆう師免許」と言うので、私は「はりきゅうなかむら」で登記しました。
ちなみに、鍼や灸を使った熟語には次のようなものもあります。
鍼灸 シンキュウ(はりきゅう、はりやいと)
鍼石 シンセキ
鍼艾 シンガイ(はりもぐさ)
鍼薬 シンヤク
鍼砭 シンヘン
灸刺 キュウシ
で、結果としては
鍼灸については、昔から「シンキュウ」とも「はりきゅう」とも読まれており、どちらでも良いということになります。
さて、改めてウチがどう呼ばれているか。
以下は、私の記憶頼りの当院の呼ばれ方ランキングです。
[呼ばれ方ランキング]
1位 なかむらさん
2位 しんきゅうなかむらさん
3位 はりきゅうなかむらさん
4位 はりなかさん
だいたいの記憶と言いますか印象ですが、こんな感じです。
なんと、と言うかわかってはいたんですが
届出屋号がほぼ最下位という結果。
しかも1位は「シンキュウ」でも「はりきゅう」でもないという。
8割くらいのかたは「なかむらさん」
1位の「なかむらさん」というのは、もちろん私の名字。
来院される方は屋号でなく名前で呼びますからね。
ご紹介で来院される方が多いからかもしれません。
「しんきゅうなかむらさん」とか「はりきゅうなかむらさん」とか呼ばれるのは、ほとんど業者さんです。
あ、4位の「はりなかさん」は、ごくわずか。
たぶん1%未満です。
よく気づいたなと感心しますが、当院のホームページのドメインであるharinaka.comを見てそう言われています。
本名の「はりきゅうなかむら」はと言うと、まぁ、かなり少ないです。
「シンキュウナカムラ」と呼ばれることが1割強という印象で、「はりきゅうなかむら」は数%かなと思います。
ここから考えると、世間一般では鍼灸と書いてあった場合は「シンキュウ」と呼ぶことが多いのかもしれません。
鍼灸師と書いてあれば、だいたい「シンキュウシ」と呼ばれますし、鍼灸院は「シンキュウイン」と読むことが多いように思います。
逆に「鍼」を「はり」とすぐに置き換える方は少ない印象です。
すぐ分かるのは過去に鍼灸院にかかったことがある方でしょう。
まぁ、鍼灸なんて普段は全く使わない漢字ですし、一生知らなくても全く困りませんし学校のテストにもまず出ません。
鍼灸師ですらどっちでも良いと思っている人が多いのではないかなと思います。
というわけで、当院の呼び名は好きに呼んでいただければ良いです!
今日も一日頑張ります!
-追記-
この記事を書いたあと
改めて、「鍼灸」と書いてあったらどう読みますか?とご来院されているかたに聞いてみました。
1位 シンキュウ
2位 はりきゅう
でした。
やっぱりと言うか予想通りな結果でした。
シンキュウナカムラって登録しておけば良かったかも。