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咲く時
おはようございます!
院の玄関に置いてある胡蝶蘭。
今年も咲きました。
今年咲くのは3鉢。
その年によって咲く鉢も違いますし、咲く花の数も違います。
毎年のように咲く株もありますし、数年に一度しか咲かない株もあります。
それが楽しみだったりします。
胡蝶蘭は、まず、幹からピョコッと新芽が出ます。
その新芽の茎が一気に数十センチ伸びていきます。
そこにつぼみをつけます。
新芽が出たら、まず間違いなくつぼみをつけ花が咲きます。
新芽が出る時が花を咲かせるとき。
花を咲かせる準備ができた時なんですね。
それまではひたすら力を蓄えている。
胡蝶蘭を栽培しているプロの業者さんなら完璧に仕上げないといけないでしょうから、手を抜ける過程は無いのだと思います。
お祝いの品として贈られることが多い品種ですから、花の大きさや数が綺麗に揃っていたり、茎がピーンとまっすぐだったり、華やかに見えないと買ってもらえません。
そのための技術やノウハウを栽培のプロの方々は日々研究し実践しているわけですよね。
でも私は素人。
私にとっては、茎が曲がろうと、咲くのが少なかろうと、不揃いだろうと関係ありません。
元気に咲いてくれればそれだけで嬉しい。
だから私にとっては新芽が出るまでが勝負なんです。
後は胡蝶蘭の邪魔をしないように見守るだけでちゃんと咲いてくれます。
そこで、水をやりすぎたり冷房を当ててしまったりして成長を邪魔するときちんと咲いてくれない。
これは鍼灸治療も同じ。
身体が良くなり始めるまでが一番大切だと考えています。
いったん良くなり始めれば、後は自分の力で良くなっていく。
後は邪魔しないこと。
でも、安定している室内にある胡蝶蘭と違って、人には様々な身体的精神的なストレスがかかります。
家事や仕事、途中で予期せぬアクシデントも起こります。
だからその場その時に起こってくることに対応しながら、どうにか良くなるルートに乗るように一つ一つ積み重ねていきます。
今日もまた一つ積みたいと思います。
鍼灸なかむら