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夏
おはようございます!
気づけばかなり久しぶりの投稿になってしまいました。
季節はめぐり、梅雨残る夏といった感じでしょうか。
個人的には夏は好きな季節なのでこれでもかってくらい暑い夏が待ち遠しいです。
心の底から思いっきり夏の暑さを感じられる日々が来る日を願っています。
さて、夏ですぐイメージするのは何でしょうか。
人それぞれ違うと思いますが、私は海、川、スイカ、祭り、汗、夜更かし。。
で、例年のことですが、院では梅雨から夏にかけて睡眠に関するお悩みを聞くことが増えます。
まぁ、そうは言っても冬にその傾向が強まる人や春にそうなりやすい人などそのかたによって傾向が異なりますし、突発的に出てくることもあります。
鍼灸には数千年前から天候、気候、環境、感情、飲食などによって病気が起こってくるという考えがあります。
そのため、睡眠の問題と言っても、その季節やその場の状況によって鍼灸の施術内容も変わります。
様々な捉え方がありますからね。
気候の変動によって体調に不具合が出ることを気象病と呼ぶこともありますが、梅雨から夏にかけての独特な天候や飲食、身の回りの環境面が体調に影響することもあります。
どう争っても人が天に勝てるはずもなく、体調の変化を完璧に抑えることなんて不可能です。
それが出来てしまったらそれはそれで心配にもなりますし。
それぞれの季節に合った生活はできそうでなかなか難しいもの。
ですが、少し気を配るだけでも変わってくる部分もあります。
鍼灸は体の外から関わる方法ですが、体の内のことも考えながらお話させていただくこともあります。
まぁ、そうは言っても私自身が聖人君子のような正しく乱れぬ生活をしているわけでもなく、、、そこそこ不摂生もしています。
夏場にビールを飲みすぎたり夜更かししたりなんていうこともままあります。
えらそうなことが言える人間ではありませんが、一つくらいはアドバイスできることがあるかもしれないと思い知恵を絞っております。
まぁ、、その知恵も私の知恵ではなく、古代から積み重ねられてきた東洋医学の知恵だから自信を持っておすすめできるのですが(笑)
日本は四季がある国です。
自分の体と相談しながら季節を楽しめたら最高だな〜と思う今日この頃です。
鍼灸なかむら
咲く時
おはようございます!
院の玄関に置いてある胡蝶蘭。
今年も咲きました。
今年咲くのは3鉢。
その年によって咲く鉢も違いますし、咲く花の数も違います。
毎年のように咲く株もありますし、数年に一度しか咲かない株もあります。
それが楽しみだったりします。
胡蝶蘭は、まず、幹からピョコッと新芽が出ます。
その新芽の茎が一気に数十センチ伸びていきます。
そこにつぼみをつけます。
新芽が出たら、まず間違いなくつぼみをつけ花が咲きます。
新芽が出る時が花を咲かせるとき。
花を咲かせる準備ができた時なんですね。
それまではひたすら力を蓄えている。
胡蝶蘭を栽培しているプロの業者さんなら完璧に仕上げないといけないでしょうから、手を抜ける過程は無いのだと思います。
お祝いの品として贈られることが多い品種ですから、花の大きさや数が綺麗に揃っていたり、茎がピーンとまっすぐだったり、華やかに見えないと買ってもらえません。
そのための技術やノウハウを栽培のプロの方々は日々研究し実践しているわけですよね。
でも私は素人。
私にとっては、茎が曲がろうと、咲くのが少なかろうと、不揃いだろうと関係ありません。
元気に咲いてくれればそれだけで嬉しい。
だから私にとっては新芽が出るまでが勝負なんです。
後は胡蝶蘭の邪魔をしないように見守るだけでちゃんと咲いてくれます。
そこで、水をやりすぎたり冷房を当ててしまったりして成長を邪魔するときちんと咲いてくれない。
これは鍼灸治療も同じ。
身体が良くなり始めるまでが一番大切だと考えています。
いったん良くなり始めれば、後は自分の力で良くなっていく。
後は邪魔しないこと。
でも、安定している室内にある胡蝶蘭と違って、人には様々な身体的精神的なストレスがかかります。
家事や仕事、途中で予期せぬアクシデントも起こります。
だからその場その時に起こってくることに対応しながら、どうにか良くなるルートに乗るように一つ一つ積み重ねていきます。
今日もまた一つ積みたいと思います。
鍼灸なかむら
犬も歩けば
おはようございます!
最近よく散歩をします。
日中に時間をとるのは難しいので夜遅くになってしまいますが、そこは仕方ないですね。
せっかくなら陽の光を浴びながらの散歩がおすすめです。
が、、、個人的には肌寒いくらいが歩いてて気持ちいいです。
散歩をしているとたまに人とすれ違います。
夜中の散歩なのでごくたまにですけど。
ほとんどはジョギングやウォーキング中の方かな〜という感じですが、先日ばったり知り合いのかたと遭遇。
以前にお灸教室をやった時の参加者さんでした。
聞くと、飼っている犬が認知症になってから昼でも夜でも遠吠えのように鳴くらしく、それをなだめるために朝昼夜と日に3度は散歩をしているとのこと。
散歩をすると疲れるのか満足するのか、帰るとすぐに寝てしまうようです。
私には経験がないのでわかりませんが、手が離せないようでなかなか大変そうでした。
鍼灸院にはテレワークで疲れ果てて来られる方が多いですが、その方はテレワークで助かったとおっしゃっていました。
そういうこともありますよね。
何事も両面あると。
で、なんと、日中にお灸もやってあげていると!
けっこう研究されたようで、効果もバッチリ。
お灸をやった後は、うとうと寝てくれるようで仕事に集中できるんだとか。
人でも犬でも、認知症では生活時間が一変してしまうことがあります。
ご本人もご家族も。
生活リズムを作るために日中はなるべく起きているように家族が見守ることもあります。
そう指導されることもありますから。
しかし、時に日中我慢して起きているのがご本人のイライラにつながってしまったり、結局は夕方に寝てしまい夜中に起きるということになったり。
ご家族が見守るにしても、今度はご家族の生活がままならなくなってしまったり。
人間の一人暮らしでは火の始末という部分が心配ですが、そこがクリアできればお灸を上手く使うことでケアの幅が広がるかもしれませんね。
お話を聞いていて、散歩も日に3度となるとなかなか大変そうだと思いましたが、ご本人はそれも楽しんでいるご様子。
家族ですもんね。
肌寒い夜中の公園であたたかさを感じるひとときでした。
鍼灸なかむら
変わりゆく
昨日はよく降りましたね。
私は朝から夕方までバタバタしていて、気がついたら雨も上がっていました。
夜中は、全く人気のない公園をのんびり散歩しながら夜桜見物。
気持ち良かったです。
あ、写真は散歩とは関係ないですよ。
夜中散歩の時は何も持たずに出るので撮りそびれました。
さて、季節の変わり目は体調も変わりやすいものです。
悪くなることもあれば、良くなることもある。
両面あります。
生き物にとっては危機管理が最重要なので、どうしてもネガティブな部分の方が生き物は感じやすくなります。
そのため季節の変化とともに良くなっている部分には目が向きにくいものです。
季節の変わり目自体は良くも悪くもありません。
ただ心も体も変わりやすいだけです。
季節や天候と生き物はどんなに快適な住まいになっても続いているということを再認識させられます。
快適な住まいや高機能衣類があるからこそ、季節や天候の変化に対して鈍感にも敏感にもなります。
これにも両面があります。
人はモノを作ることで適応範囲を広げてきました。
反面、モノに頼りすぎると身体の適応能力が一時的に低下します。
その環境に慣れてしまうと。
これもどっちが良いとか悪いとかという話ではありません。
仕方ない面がありますよね。
注意深く自分の体を感じれば、何となく良くなっているところや何となく調子がおかしいところが入り混じっていると思います。
調子が良いと気づくと更に良くなったり、調子がおかしいと気づいただけで調子が上向くこともあります。
たまには目的も持たずに時間も気にせずのんびりと散歩をしてみるのも良いと思います。
鍼灸なかむら
花粉症
随分あたたかくなってきましたね。
こうなると、花粉飛んでますね〜というのが挨拶代わりになってしまっているかたもいらっしゃると思います。
私も先日、久々にきました。
目が痒くて。。。
でも、私の場合、どんなにひどくても数日でおさまります。
初日は鼻水が出るし埃にもお灸の煙にもガンガン反応します。
眼球に鍼を打ちたいくらい目が痒くなります。
アレルギー科で検査をするとバッチリ数値は高く出ます。
でも、数日で痒みや鼻水といった症状は出なくなります。
これも鍼灸とセルフケアのおかげと自画自賛してます笑
でも、これ、本当にセルフケアが大切なんですよ。
アレルギー症状に限らず肩凝りでも何でも、セルフケアでコントロールできるならそれが一番だと思っています。
自分で自分の症状を治せたら、それはいつでも再現できます。
鍼灸院に行く必要もないわけです。
最高だと思いませんか?
参考までに、私のアレルギーの真の原因とケアについて書いておきます。
ケアについてはだいぶ前にここに書きましたが、もう一度。
はい、もうお分かりかと思いますがだいぶ長くなります笑
まず、私のアレルギー症状が出る要素。
それは目の酷使です。
事務関連の仕事や読書などで目の酷使をすると目を中心とした花粉症のようなアレルギー症状が出ます。
鍼灸師もけっこうあるんですよ、事務仕事。
また、お灸を大量に使うのが数日間続いても同様にアレルギー症状が出ます。
ご来院されている方は分かると思いますが、うちはモグサをかなり使います。
鍼灸院に入った瞬間に、今日はお灸たくさんやったんですね〜、と言われることもあるくらい。
お灸のやり方にもよるのですが、私の目にはお灸の煙が直撃します。
サケが川を遡上するように煙が目に向かって一直線に登ってきます。
私も避けるつもりがありませんから自業自得なのですけどね。
私の場合、この目の酷使さえなければいくら花粉が飛んでもアレルギー症状は出ないことがこれまでの経験で分かっています。
さて、ケアです。
使うのは、水とティッシュです。
目の酷使と暴飲暴食が重なった時はお灸も使うのですが、このご時世で外食もなく飲食暴君は休眠中です。
なので、今回お灸は使いません。
余談ですが、昔は近所とかにお灸に詳しい人がいたものです。
鍼灸師とかではなくて、お灸を自分で自分にやってる人です。
そういう人が、鼻水ならここよ、なんてお灸する場所を教えてくれたり、実際にお灸をすえてくれたりしたんですよね。
今はちょっと難しくなりましたが、本来お灸ってそういう良さがあったと思うんですよね。
はい、余談でした。
ということで、ティッシュをどう使うかと言うと、ティッシュを冷たい水でヒタヒタにして目を冷やすのです。
目が疲れた時に目を温めることがありますが、今回のような目が急に熱を持つような症状の時は冷やした方が良いと考えています。
アレルギー症状が出ているということは、目またはその周囲で炎症反応が起きています。
炎症は熱です。
鍼灸からすると、熱は火です。
火を消すには水を使いますよね。
それなら水で冷やしてリセットすれば良い。
まず、ティッシュを2~3枚くらい冷たい水でヒタヒタにして目に当てます。
目といっても眼球じゃないですよ、もちろん。
当てる範囲は、オデコ~鼻くらいの範囲。
水が垂れますから、姿勢はシンクに向かって前屈み笑
*前かがみの姿勢には、水の処理以外の意味もあります。
次に、ティッシュを目に当てたまま目の力を抜きます。
まぶたのチカラを抜き、眼球の周りのチカラも抜く。
言葉で言うとわかりにくいですが、前屈みでやってみると力を抜く感覚がわかります。
息を吐きながらやると抜けやすいです。
冷やしている間は、ゆっくり呼吸をします。
呼吸は力まず、ゆっくりです。
ティッシュの水が冷たく感じなくなったら、再度最初からやり直します。
2〜3回繰り返すのを1セットとして、日に3セットくらいやります。
それを数日、症状がおさまるまでやります。
すると、セルフケアをやった次の日が楽、というわけです。
嘘みたいですが、けっこう効きます。
コストもほぼ0。
自分のやる気と手間だけです。
問題は、メイクをしている方はやりにくいということなんです。
そういう方はアイスノンとかで代用したりしますが、水の効果には及ばない印象です。
本当はアレルギー症状が出る前にやっておけば良いのですが、私はそんな用意周到な人間ではないようです。
自分を実験台にしたいというのもありますし。
実は、もう一つケア方法があるのですが、それはけっこうキツイ方法なのでここに書くのはやめておきます。
ご興味があるかたはご来院されたときにお聞きください。
長くなりました。
では、今日も気合い入れていきます!