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花粉症と自律神経

花粉症。
花粉症は日本に限った病気ではありませんが、これから日本ではもっと増えるだろうなと感じます。
スギ花粉、ヒノキ花粉、ブタクサ花粉、、、
統計的にもそうですが、実感として強く感じます。
厄介なものです。
花粉症は文字通り
「何らかの花粉に対するアレルギー反応」
ただ、花粉だけではないから問題がややこしいんですよね。
問題が花粉だけなら、花粉を吸い込まなければ症状は出ないワケです。
が、、、
実際はそうじゃないですよね。
どんなに気を使って花粉をシャットアウトしてもクシャミや鼻水が出てしまうことがあります。
鼻や喉の粘膜が敏感になっているからということもありますが、、、
[モーニングアタック]
花粉症の症状に悩まされている方はモーニングアタックという言葉を聞いたことがあるかもしれません。
モーニングアタックは、起床時に鼻水やクシャミなどの花粉症症状が強く出ることを言います。
ただし、一過性であり、数分くらいで強い症状はおさまってきます。
なぜモーニングアタックが起こるか諸説ありますが、その中の1つに自律神経の関与があるようです。
他に就寝前に部屋に飛散していた花粉が寝ている間に舞い降りてくるから起床時に症状が出るという説もあり、この説はよくテレビなどでも言われていますが、、、
正直、私は疑っています。
何故疑っているかと言うと、モーニングアタック様の症状は朝だけとは限らないからです。
当院にご来院された方々からお話を聞いていると、仕事の昼休みにウトウトしていても目が覚めた時にモーニングアタック様の症状が出ることが多いようです。
電車で寝落ちした後とか。。。
ウトウトしていなくても、ふとした時に鼻水がドバーッと出てきたり。
職場なら昼休みでも人の動きがあり、自宅の自室のように花粉が静かに舞い降りてきません。
人が動くとともに花粉も舞います。
そう考えていくと、舞い降りてくる花粉の影響よりも自律神経との関わりが深いように思えます。
本当はどうなんでしょうかね。
睡眠から目覚める際は自律神経に大きな変化が出ます。
体はバランスをとろうとしますから、そのうちに交感神経と副交感神経のバランスが自然に整ってきます。
これに合わせてモーニングアタックの症状もおさまってくると考える方が自然な気がするんですけどね。
このような仕組みだとすると、いつモーニングアタック様の症状が起きても不思議ではありません。
食事後も体が大きく変化する時ですし(実際は食事中から)、生活の中で何らかの精神的なストレスやプレッシャーがかかった時も同じです。
生活のリズムを整えるなど、生活習慣を変えることで花粉症の症状が軽減することが多いのも頷けます。
自慢にもなりませんが、、、
私自身の経験として過去に夜更かし偏食暴飲暴食を繰り返していた時期が数年ありましたが、その間に見事に花粉症を発症しました。
自己弁護しておきますが(笑)、夜更かしは勉強や研究のためにしていたんですよ。
今も仕事終わりが遅いため読書や研究に当てるのは夜中です。
なので、変わらず睡眠時間は短いですが暴飲暴食はしません。
体は正直で、花粉症の症状はここ数年ほとんど出なくなりました。
多少症状が出ても自分で鍼なりやれば解消できるくらいです。
むしろ、花粉のシーズンが楽しみなほどです。
来年は完全に出なくなるかな~と思って今から楽しみです。
本当に基本的なことですが、、、
できる範囲でいい
自分で決めて生活のリズムを変えていくと体は大きく変わります。
冬と寒とコタツ

師走ですね。
今年も残すところあと1ヶ月になり、冬を感じる今日この頃。
畳にコタツが懐かしいです。
今の住まいにはどちらもないんですよね~
さて、冬と言えば「寒」です。
普通は「さむい」とか「さむさ」とか言いますよね。
中医学では「かん=寒」です。
中医学の言葉に「六気」というのがあり、六の気は「風寒暑湿燥火」の6つことです。
何かの呪文のようですね。
この風寒暑湿燥火は、風、寒、暑、湿、燥、火にわかれます。
だから六気。
これは季節と結びついています。
例えば、風は春、寒は冬、暑は夏、というように。
この六気は自然の営みですから、これ自体問題にはなりません。
ただし、これが異常気象のような通常の気候から外れて起こると体調の問題として現れてきます。
冬が寒いのは当たり前ですが、異常な寒波が到来した時などがそれに当たります。
そういう急激な変化が起きた時は体調を崩しやすかったりしますよね。
そういう外的な悪影響を考える時に「六淫」という言葉を使います。
風邪、寒邪、暑邪、湿邪、燥邪、火邪というふうに、6つの外的な要素を表します。
この六淫のように人間が生きていく上で必ず影響を受ける外的な要素があります。
ただし、この影響は「悪」だけでなく「良」もあります。
一年を通した人の体の変化をみても、これらの気候の変化が大切になってくることがあります。
そして、人は外的な要素に耐えられるだけのものが本来備わっています。
織物などの技術が既に確立されていた江戸時代ですら、冬のさなかに相当な薄着で過ごしていたようですし(特に男性は)。
厚手の防寒着などを作ろうと思えば作れたはずなのに。
現代人がそうできないわけではありません。
過ごし方によってはそういう心身を取り戻すこともできます。
もちろん、いきなりやったら心身ともにもちませんし、私はエアコンなどの便利な家電を否定するつもりもありません。
ただ、夏が暑く冬が寒いのは当然のことで、それにずっと適応できていた歴史があり、なぜ今はそうでなくなったのかを考えていく必要があると思います。
こむつかしく書きましたが、自然には逆らえないってことですね。
ひとまず今夜は鍋かな~
肩こりというかたまり

今日は私なりにいろいろ思うところがありました。
鍼灸師として、人として。
私は私にできることを。
思いを繋ぐこと。
言葉で繋ぐこと。
行動で繋ぐこと。
やらなくてはならないこと。
やりたいこと。
見つめ直していこうと思います。
さて、話は変わりますが、今日はコリ・凝りのこと。
凝り=コリ、こり。
「凝り(こり)」という表現が普通に使われるのは「肩こり」という表現をする時くらいでしょうか。
最近は「首こり」と「肩こり」を分けて言われることもあるのですが、、、
私は同じことだと考えています。
解剖学や運動学で捉えれば違うので理屈では異なるものですが、一連の施術の中では同じことです。
どちらにしてもその凝りが改善するかしないかということですから。
「凝り」は体の他の部分にはあまり使いません。
腰がかたい、とか、腰が痛い、とかはありますけど。
また、肘など上半身には「凝り」という表現が使われますが、下半身の膝や足などはほとんど使われません。
さて、ここまで書いてきたのは物理的に「かたい」状態としての凝りですが、凝りという表現にはそれとは違う要素も入ってきます。
それは
感情
肩こり、腰のこり、肘のこり、、、
こんな表現がされた時は何らかの感情が伴っているように感じます。
息苦しいような肩こり
煩わしく感じる肩こり
切り取ってしまいたいような肩こり
肩こりを感じない人からすると「切り取りたいなんてあるの?」となるかもしれませんが、そんな表現をされる方は結構いらっしゃいます。
そのくらい地味につらいのが凝りなんですよね。
感じる凝りと感じない凝りがある
で、感じる凝りは「煩わしい」という気分がセットになっていることが多いように思います。
だからこそ、凝りが無くなった時は気持ちの面でも楽になったりするものなんですよね。
おしくらまんじゅう

朝夕は肌寒くなりましたね。
昔からある冬の遊び(夏でもやったけど)の1つにおしくらまんじゅうがあります。
古い遊びだから知らない人もいるかも(笑)
私も子どもの頃はやりましたし、小学校の体育の授業でもやったことがあります。
遊びでもあり、運動でもあり、コミュニケーションでもあったように思います。
でも今は遊びの場で見かけることはないように思います。
おしくらまんじゅうは古臭く感じる遊びですが、いろんな意味でとても面白い遊びです。
子どもの発育を考えるとすごーく有効ですからね。
子どもの体力低下や筋力低下が言われるようになって久しいです。
このことが言われ始めた頃の子ども世代も既に大人。
学校では体力測定が実施されているために子どもの体力ばかり言われますが、実際は子どもでも大人でも体力や筋力は低下しています。
生活が便利になった反面、意識して体を動かさないと基礎的な体力すら身につかない社会になってしまったということです。
私自身、仕事以外で積極的に運動する時間はあまり多くありません。
学生時代に養われた体力を少しだけ残しているという感じです。
まぁ、それもほんのカケラ程度ですけどね。
子どもの体力は遊びで身につきます。
それは赤ちゃんの頃から始まっています。
興味を持ったものに触れようと必死で動く。
まぁ、これは遊びというより本能ですけど。
親の後をハイハイしてついて行く。
まぁ、これも本能と言えます。
でも、遊び自体が本能ですからね。
自分で立てるようになれば更に動きまわり目が離せません。
そんなことから子どもは自然に体力をつけていきます。
幼稚園や小学校に入ると遊びも高度化していきますが、体を動かす遊びの中で体力を養っていくのは変わりません。
体力だけでなく知力やコミュニケーション力など遊びの中で身につくことはたくさんあります。
恥骨痛

台風の影響でバタバタとしましたが、昨日から通常業務に戻ることが出来ました。
被災された方々が一刻も早く安心できる生活に戻られることを祈っております。
私は今回の台風で1日だけですが避難所のお手伝いをさせていただきました。
避難所で毛布や水などの物資の運搬、一旦戻り自宅と鍼灸院の台風対策を済ませ、家族全員で避難所へ移動、そのまま避難所のお手伝い、という流れでした。
川崎市の防災訓練や避難所開設訓練には何回も参加していましたが、実際の運営に関わるのは初めてのことでした。
たった1日だったのに、いろいろと考えさせられました。
これからも自分に出来ることを考えやっていこうと思います。
さて、話は全く変わりますが、、、今日は恥骨痛の話。
学生の頃はそうみる機会はないだろうと思っていたのが恥骨痛。
学校では勉強しましたけどね。
通常は整形外科にかかるので、鍼灸院にはいらっしゃらないと思っていましたし。
でも、実際臨床に出るようになると、これが結構あります。
当院で多いのはスポーツ関連で出てくる恥骨痛と妊娠中や出産後での恥骨痛。
妊娠関連は当然ですが、スポーツ関連で起きてくる恥骨痛も女性に多いようです。
妊娠期間に起こる恥骨痛は単に痛みだけでなく疲労骨折のこともあるので注意が必要です。
ご本人が
「妊娠期にはよく痛くなるって聞くし仕方ないのかな」
と思い込んでいることもあります。
スポーツではダンス、サッカー、水泳の選手が多いです(当院では)。
救急病院勤務だったころも恥骨痛の方はご来院されていましたが、例外的なものでは交通事故などの外傷としての骨盤骨折(またはその後遺症)、筋肉由来の恥骨痛、変形性股関節症が関わる恥骨痛、スポーツや立ち仕事の方に多い疲労骨折という感じでした。
普通の日常で起こりうるのが恥骨痛ですが、、、実は厄介です。
場所が場所だけに、痛みが強くて我慢できなくなるまで隠していることも多いですからね。
そうなると、こじらせてから初めて医療機関にかかるという方も少なくありません。
恥骨痛と言っても原因は様々です。
疲労骨折や恥骨周囲の炎症のこともあるし、筋肉からの痛みのこともあります。
月経に伴って痛みが出たり、膀胱炎や尿道炎から痛みがきていたなんてこともあります。
当院にご来院される方では筋系の問題から恥骨痛が出ていた方が多いです。
筋肉や筋膜からくる痛みは、スポーツでの累積疲労や妊娠中の体重増、ホルモン分泌の変化でなくても、急に体重が増えたとか、急にスポーツを始めたり仕事の業務内容が変わった(立ち時間が増えた)などという時も起こりやすくなります。
その場合は腰や腹、大腿から膝にかけての筋肉を緩めればたいていの痛みは解消できます。
あ、恥骨痛でご来院された方からよく聞かれるのが「痛いところ(恥骨部)に鍼をしますか?」です。
当院では恥骨部に鍼やお灸をすることはありませんのでご安心を。
*疲労骨折は骨癒合(骨折した骨が着くこと)までに時間がかかります。
早期発見と予防が大切です。
痛みが引かないようなら恥ずかしがらず、我慢せず、整形外科を受診するようにしましょう。