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逆子のお灸とか台風とか
ほんと、昨夜の台風は凄かったです。
鍼灸院のシャッターを締め切ってましたが、心配になるほどの音でした。
夜中、あまりの音に外を見るとトタン板が落ち葉が舞うように飛んでいきました。
これは、、、出られない。
朝の感じをみてキャンセルの確認をしなきゃな~なんて思いながら就寝。
朝、外に出てみると風はおさまっているものの、予想通りゴミだらけ(汗)
飛んでいたトタン板は樹脂製のタイプだったようで、粉々になって散乱してました。
板やらゴミやら、いったいどこから飛んでくるのか。。。
辺り一帯を掃除しながら9時からご予約の方をお迎えしました。
今年の夏は暑かったな~
昨夜は台風で落ち着かない感じもあり、そんなことを思いつつカルテを見返してました。
気づいたら夜中でした(汗)
当院の施術記録(いわゆるカルテ)は、施術の際にバーッとメモったものを一日の終わりにまとめて記入します。
きたない字を解読するのが大変です(笑)
時間はかかりますが、施術中は患者さんに集中したいので開院以来ずっとこのスタイルです。
今年の夏を見返してみると、首や肩の凝りとともに胃腸の不具合や婦人科関連の症状、逆子のお灸でご来院された方が多かったです。
例年と違ってぎっくり腰など急性症状の方は比較的少なかったです。
逆子でご来院された方以外は「超」がつくほど慢性的な症状の方が多かったですね。
逆子のお灸は、施術に許された時間的猶予が1か月程度しかないことがほとんど。
場合によっては1回しか施術できないこともあります。
8月だけみても6人の方が36~37週でのご来院でした。
様々な状況、いろんな方がいらっしゃいます。
でもそれはご本人ではどうにもならない事だったりもします。
とにかく私がやることは結果を出すことだけ。
いろいろ考えますが、答えはシンプル。
明日も頑張ります。
足がつる~鍼灸の前に水分とミネラルの補給~
今日は、前回に続いて「足がつる」ということについて。
「足がつる」ということは、鍼灸院ではよく聞きますし、スポーツ中でもよくみられます。
鍼灸院で聞くのは
「夜、寝ていると足がつる」
これがほとんど。
これについては施術していくとほとんどのかたはつりにくくなります。
なので、今回はスポーツ中の「足がつる」問題について。
スポーツ中に手や足などの筋肉がつる要素としては
▪強い筋肉疲労
▪脱水とミネラル喪失
▪熱中症
▪呼吸性アルカローシス(過換気)
などがよくあるパターン。
いろんな要素がありますが、誰でもすぐ対応できるのは「脱水とミネラル喪失への対策」です。
他のは、すぐさまというわけにはいきませんからね。
〈強い筋肉疲労〉
▪持久力不足
▪身のこなしや技術的な問題
▪呼吸
▪慢性的な栄養・ミネラル不足
▪以前からの疲労の蓄積
など筋肉疲労が起きやすくなる要素はたくさんあります。
持久力不足で足がつると言ってしまえば話は簡単。
なのですが、、、
その持久力をどうやって高めるか、ということですよね。
まぁ、このテーマはとても大きなテーマなのでまた別の機会に。
ひとまず、筋肉の疲労で足がつる場合、持久力の向上は必須ですが単に練習量だけではカバーできない面もある、ということは考えておく必要があります。
実は、私、学生時代は「とにかく練習すればどうにかなる」と思ってました(汗)
「技術のための練習と体力のための練習を一緒にやれば一石二鳥」
くらいに考えてました。
で、疲労骨折しました(笑)
私が得たのは、持久力でなく忍耐力だったようです(汗)
〈脱水とミネラル喪失〉
これが今日のテーマ。
もともとの生活習慣でミネラル不足にある選手もいますが、ひとまず発汗による脱水とともにミネラル喪失が起こることが試合当日の問題になります。
脱水やミネラル喪失は、熱中症の大きな要因にもなりえるため注意が必要です。
対策としては
▪早めの水分ミネラル補給
これにつきます。
最近は、試合中の水分ミネラル補給が麦茶だけということはないでしょう。
塩分、糖分、ミネラル、アミノ酸などが含まれたドリンクを用いるのが一般的です。
足がつるということを考えた場合、水分とともにマグネシウムなどミネラルも補給できるドリンクが良いです。
筋肉は、一日中「ギュッと縮んで緊張する」のと「フワッと緩んで弛緩する」ことをずーっと繰り返しています。
これは、手足の筋肉だろうと内臓の筋肉だろうと同じです。
チカラを入れるか、チカラを抜くか。
この繰り返しです。
そんな筋肉が弛緩する(ゆるむ)ために必要なミネラルがマグネシウム。
これが不足すると筋肉がゆるみにくくなり、そこから「足がつる」こともあります。
技術的なことはもちろん、呼吸や身のこなしも普段の練習でそういう部分を取り入れることでしか鍛錬できませんが、水分とミネラルの補給はやる気とモノさえあれば即座にどうにかなります。
ただし、水分補給も慣れとかコツを得ておく必要はあります。
試合当日だけガブガブ飲んでも体が重たくなってつらくなりますからね。
*でも、水分補給は必要です。
言うまでもありませんが、トーナメント戦、特にワンデートーナメントは可能な限り疲労を抑えた(疲労しなかった)チームや選手が圧倒的に有利です。
体力に余裕があれば、気持ちの余裕も出やすい。
チームとしてそういうことに取り組むのも勝つために必要なことだと思います。
*マグネシウム…ほうれん草、玄米、海藻類、豆類などに多く含まれており、ホルモン分泌、筋肉や神経の機能、骨の修復などにも重要なミネラルです。
〈呼吸性アルカローシス〉
呼吸性アルカローシスと言われてもピンとこない方が多いかもしれません。
ですが、「過換気」と言われれば「あー知ってる」となる方も多いのではないでしょうか?
運動中、疲労で息があがると自然と呼吸数が増えてきますよね。
これが必要以上に強まったのが過換気です。
負けるかも、、、
ミスプレーしたら、、、
そんな不安や心の動揺が過換気を起こすことがあります。
過換気は、換気が過剰になった結果、体内に酸素があふれて二酸化炭素が少なすぎる状態になります。
二酸化炭素(酸性)が少なすぎるために血液がアルカリ性に傾いてしまいます。
これが呼吸性のアルカローシスです。
これだけ聞くと
「酸素が多いぶんには大丈夫じゃないの?」
という気がするかもしれませんが、どんなことでも「ほどほど」が良いんです。
酸素と二酸化炭素、どちらが多すぎても体には毒になります。
心身は常に絶妙なバランスで成り立っています。
過換気となった初期は、息苦しさやめまいなどを感じます。
アルカローシスが強くなると、筋肉が痙攣を起こしたりします。
手や足、背中などの筋肉が痙攣して痛みますが、通常の足がつったという状況とはかなり差があります。
通常はそこまでいきませんが、スポーツの現場で2度ほど遭遇した経験があります。
ちなみに、1度目は柔道、2度目はサッカーでしたが、これはその時の特殊なシチュエーションや個人的な素因が関わっており、スポーツ種目そのものとは無関係です。
呼吸状態は持久力と関連しますが、持久力があるから過換気を起こさないわけではありません。
精神的な要素も身体的な要素も関係します。
これ以上は難しくなるので省きますが、足がつるのも様々な原因がある、それぞれに対策がある、ということです。
私はスポーツをしていて足がつった経験がなく、この業界に入るまで水分補給のことも気にしたことがありませんでした。
もうちょっといろいろ考える選手だったらもっと勝てたのかな~なんて考えます。
でも、やっぱり、同じ気がします(笑)
スポーツの秋~バレーボールと足がつるとき~
週末はバレーボールの大会。
あ、例によってプレーヤーではなくサポート役。
テーピング、ちょこっと調整、という感じ。
バレーボールでのケガとしては
▪突き指(捻挫または骨折)
が圧倒的に多いです。
その他としては
▪肉離れ
▪その他の靭帯損傷
▪アキレス腱断裂
▪骨折
などが大きな問題です。
膝の靭帯損傷(特に前十字靭帯)とアキレス腱断裂は復帰までにかなりの期間が必要になるため特に要注意です。
でも、今回は大きなトラブルはなく、、、
関係者とも
「前大会が嘘のようだね」
と話しました。
ひとまず、ほとんどケガなく大会を終えたことでホッとしました。
今大会でケガが少なかった要因として気温と試合時間が関係したのかなと感じました。
寒い季節では試合開始直後などのケガが心配です。
アップ不足などからくる肉離れも試合開始直後にけっこう多い。
暑い季節では試合開始直後の肉離れなどは少なくなります。
しかし、試合が進んでいくと脱水から筋肉の痙攣(よくあるのは「足がつる」こと)を起こす選手が増えます。
足がつるということは、足だけの問題ではなく体の限界が近づいている(または既に限界点を超えている)ということを意味しています。
足がつるほどの疲労は肉離れやアキレス腱などのケガに繋がる可能性が高まりますし、更に心配なのは強い脱水症状や熱中症の前触れで筋肉がつる場合です。
試合時間が長引けば、単純に疲労や脱水が進みます。
トラブルも増えます。
今大会は気温も秋らしく試合時間も全体的に短かったため、トラブルが起きにくかったと思われます。
大きなケガが無くて本当に良かったです。
長くなったので、今日はここまで。
次回は、足がつるときの対策について。
秋の夜長
雨はあがったようです。
近頃は、雨が降ってももうあまりジメジメしてきませんね。
涼しい夜です。
涼しくなると途端に夜更かしになったりしますよね。
特に暑かった今年の夏。
それに比べて今のなんと過ごしやすいことか!
まぁ、私は暑いのも好きなんですけどね。
ビールの美味しさ3倍増ですから笑
でも、秋も美味しいものがたくさんあります。
んー、甲乙つけがたい笑
話がそれました。
秋。
それは夜が長い季節。
四季が豊かな日本にあって最も夜が長くなる時期です。
秋の夜長、ですね。
生活のリズムも自然と変わります。
「なるべくリズムを崩さずに、、、」
意識的に一年中ずーっと同じリズムで生活される方もいらっしゃると思います。
でも、そのリズムは崩れて、というか「ズレ」てくるんですよね、自然と。
それは悪いことじゃなくごくごく自然なことです。
暗くても電気をつければいい。
朝はアラームかけとけば同じ時間に起きられる。
でも、体には本来動くはずのリズムというか波があります。
バイオリズムと言ったりもします。
その波は、小さいのや大きいのが様々あります。
「最近寝られなくて」
「食欲の波が激しくて」
「なんとなく落ち着かなくて」
そんなこともあります。
自然にはそういうリズムもあります。
人間だけがそこから外れているわけではありません。
ほとんど意識しなくなっただけ。
そういうどこからともなく出てきたような要求(欲求)は大切です。
欲求だけで生きていたら問題だらけですが、あまり無視するのもよくありません。
たまには身をまかせるのも良いものだと思います。
というわけで、昨夜はかなり夜更かししてしまったのでした笑
今夜もかな~
夏と秋の間
なんだかんだでバタバタしている間に秋が感じられる季節になってきました。
寝苦しい夜もあと少しでしょうか。
さてさて
睡眠は時に悩ましいもの。
▪仕事が遅くて睡眠がしっかりとれない
▪どうしても夜更かしがやめられない
▪寝ようとしてもなぜか寝つけない
▪寝てもすぐ目が覚めてしまう
▪寝てはいるが寝た気がしない
睡眠に関わるトラブルはいろいろです。
睡眠は動物が持っている基本的な「欲」。
趣味なら我慢もできますが、、、
「今夜は寝るな」と言われたら、「無理」と即答する方がほとんどではないでしょうか。
夏が暑いのは当たり前ですが、今年のように特に暑い夏は睡眠がうまくとれない方が増えます。
夏が終わり涼しくなるにつれて睡眠がとれるようになる方がほとんどですが、それでも何となくしっかり寝られていない感じがすることも少なくありません。
みかけは睡眠がもとれていても、、、何となくしっくりこない。
それが秋冬まで尾を引いたりもします。
鉄は熱いうちに打て、です。
夏の不調は夏のうちにとっておくのが大切です。
*本当は、暑くなる前が更に重要ですけど。
暑いからといって冷やしてばかりいると不調のもとです。
キンキンに冷えた飲み物
刺し身など冷たい食べ物
上着が必要なほどの冷房
それも良いです。
たまには。
ちょっとなら。
昔から言われていることですが、体を冷やすことはほどほどに。
入浴の効用は誰しも知っているところ。
こう暑いと湯船につからずシャワーだけということも増えますが、お風呂に入るとスッキリするものです。
ご自宅のお風呂だと湯気でのぼせるという方は、銭湯など広いお風呂を利用するのも一方です。
朝の空気が気持ち良い季節になってきました。
目覚めもスッキリといきたいものですね。