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マラソンと身体と道路
マラソンにはいろんな楽しみ方があります。
のんびり楽しみながら。
友人と一緒に。
タイムを競い限界まで自分を追い込む。
テレビで見て楽しむ。
距離も、場所も、練習もいろいろ。
いろいろな楽しみ方があるマラソンですが、タイムを競うとなるととてつもなく過酷なスポーツです。
特に、フルマラソン、ウルトラマラソン、、、となると相当に過酷です。
私はタイム走としてはハーフまでしか走った経験がなく、それ以上は未知の世界です。
まぁ、そんな過酷な中で楽しみというか充実感があるのがマラソンなんですけどね。
タイムなど気にせずのんびり走っても42キロは正直つらい。
それ相応の練習や身体づくりが求められます。
そんなマラソンを走るランナーの方々の施術をしていてよく感じるのは「衝撃の蓄積」です。
広い意味では疲労の蓄積とも言えますが、それとはまた違うものがあります。
練習だけでなく、大会では42キロ、あるいはそれ以上の長い距離(長い時間)を通じて硬い路面(アスファルト)と付き合います。
その上、一般的な道路では路肩が下がっているという特有な傾斜もあります。
体力、持久力、スタミナ、それらが最も重要なのは確かにそうなのですが、、、
アスファルトからの衝撃をいかにいなすか、生かすか、ということも大切です。
ソール部分の硬度が高いシューズが販売されていますが、あれが玄人向けというのもそういうことです。
アスファルトとまともに戦えば、負けるのは人間の方ですからね。
逆子のお灸、その前に
4月に入りましたね。
月日が経つのは早いものです。
さてさて
逆子のときにお灸は定番ですが、、、
お灸だけとは限りません。
鍼、マッサージ、体操、呼吸法、、、
逆子のお灸の前に、あるいは後に他の施術を組み入れることもあります。
そのひとつに「体操」があります。
うちで行っている体操は、ありふれた動きの体操です。
もはや体操と言えないくらい(笑)
*いわゆる「逆子体操」とは違います。
その時々で行う体操は違いますが、どれも胎動が起こる「きっかけ」として体操という方法を考えています。
なので、時間は数秒〜数分程度ですし、つらいとか痛いとかということもありません。
無理しない、が基本です。
ご来院された方が既に助産師さんなどに指導されて逆子体操をやっていらっしゃる場合、一つだけアドバイスしていることがあります。
「相談しながらやる」
当たり前だと思われますか?
でも、現実には誰にも相談しない方も少なくないです。
医師から
「逆子体操はしなくて良いよ」
と言われていても
「どうにか逆子をなおしたい」
「とにかく出来るだけのことをやりたい」
そんな思いから、ご自分で(ひそかに)逆子体操を取り入れておられる方もいらっしゃいます。
中には苦しくても体調が悪くても逆子体操を休まず続けておられる方も。
ひそかに取り入れた逆子体操なため、誰にも相談できず続けておられたり。。。
一般的な逆子体操は長時間行うものが多いですしポーズそのものもキツいため、それが負担になることもあります。
これは注意しなくてはいけません。
何事も「やりすぎ」ということがありますからね。
良い結果が得られれば良いのですが、、、
自分で自分にストレスを加えてしまっていることもあります。
ありきたりですが、ご自分の体調と相談しながら、不安なら医師や助産師さんに相談しながら、ということを思い出して!
目覚めの春
どこも桜満開ですね。
春ですね。
さてさて
春になると動きたくなるもの。
気分が何となく高揚する季節。
それは人間だけでなく、他の動物でもそうです。
冬眠から目覚める時期ですからね。
でも、暖かくなったからと、急にジョギングを始めたりゴルフに行くと、、、
後が大変なことになるのは誰でも知ってますよね。
人間以外の動物はスポーツなんてやりませんから問題が生じませんが、人間はスポーツというものを考え出しました。
生きるのに必要な要素とスポーツで必要な要素は違います。
重なる部分も多いですが、全く異なる部分もあります。
良い面も悪い面もあるのがスポーツです。
運動しなくてはいけないように人間は出来ているんですけどね。
この季節、ちょっとばかしご注意を。
春になると意識はガラッと変わったりしますが、体はまだまだ冬のまま。
徐々に春の体にしていきましょう。
花粉症とお腹のツボ
花粉症と言えば
くしゃみ
鼻水
鼻づまり
まぶたや鼻のムズムズ感
皮膚のかゆみ
などがよく知られる症状ですが、、、
お腹の症状が起こることもあります。
花粉症はアレルギー症状の一つであるため、いろいろなところに影響するようですね。
鍼灸院でそういう話になると
「そう言われると最近、、、」
お心あたりがある方がいらっしゃるようです。
花粉は空気中を漂っていますから、直接触れる目、鼻、喉の粘膜にまず症状が現れやすいですよね。
関連して耳のかゆみなどもよく聞きます。
アトピーの方では顔面部のかゆみが真っ先に起こるかたもいらっしゃって、それがバロメーターになると言われるかたも。
そんな中、お腹の不調も割とよく聞きます。
特にお薬などは使用していなくても花粉症の時期はお腹にくるんですよね、、、と言われたり。
*花粉症の治療で薬を服用されている方では便秘になることもあるようです。
ちなみに、花粉症の様々な症状に対する鍼灸ケアでよく用いられるツボは胃腸に関連するとされているツボが多いです。
まぁ、全身として考えつつ胃腸を整えるという考えは花粉症に限らず鍼灸では基本的な考え方の一つですからね。
こういうつながりをみていくと、いろいろ気づかされることが多いです。
子どもの振りみて我が振りどうする?
先日、腰の痛みがある小学生がお父さんと一緒にご来院。
お子さんはスポーツをやっているようですが、今は腰が痛くて練習を見学しているとこのと。
*スポーツはやっていますが、それが原因ではありません。
その子の施術をしながらお父さんと姿勢の話になりました。
子どもの頃
「シャキッとしろ!」
「背筋を伸ばせ!」
と言われた経験がある方
いらっしゃいませんか?
そんな時に注意されるのはたいてい「子ども」なんですが、、、
大人になると注意されない、というか、注意してもらえません。
赤ちゃんをみていると分かりますが
はっきりモノが見えるようになって
首がすわって
寝返りうつようになって
座れるようになって
ゆっくり体が二足歩行のための体に近づいていきます。
脊椎も徐々にS字になっていきます。
その成長過程をみていると、自然に腰がストンとすわる時期が必ずきます。
特に何もしなくても。
それがいつしか崩れる。
子どもによっては、それが定着してしまう。
そうなると
「シャキッとしろ!」
と言われるわけです。
言いたくなるのも分かります。
ですが、、、
もし、お子さんの姿勢が悪いなら
親である自分の姿勢を省みること。
もし自分の姿勢が崩れていたら、お子さんに注意しても効果は期待できませんからね。
「母さんだって~」
「父ちゃんだって~」
って言われてしまいます。
もちろん姿勢は家庭だけで出来上がるものではありませんし、兄弟姉妹の中で一人一人姿勢は違います。
でも、最も強い影響を受けるのが親の姿勢であることは確実です。
親の背中をみて育つわけですからね。
今は「親と子どもだけ」の家が多いですから尚更です。
子は親の鏡。
子どもの姿勢は親から。
自戒の念をこめて。