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不摂生してたら痒くなって。痒み・赤み(鍼灸治療)
「年末年始の不摂生で痒みがひどくなって」
お正月開けからそんな方が続いています。
痒みもそうですが、皆さん体がかなり固くなっています。
アトピー、痒み、赤みだから皮膚の問題だけしかないというわけではありません。
自覚できる症状は皮膚に出ているわけですが。
不摂生と言ってもいろいろ。
呑みすぎ?
食べすぎ?
寝すぎ?
遊びすぎ?
働きすぎ?
人によって体質も違いますし、許容範囲は違いますよね。
よく
お酒だったらこのくらい、睡眠時間はこのくらい、というような基準が言われますが、、、
それは統計の話。
結局は自分しか基準になりません。
自分の体と心に相談してみるのが一番です。
まぁ、私も人のことは言えませんけどね。
気をつけています。
自分の体調不良はそのまんま仕事に影響しますからね〜
立ち姿
年末からずっとバタバタとしており、更新が滞ってます。
今朝は早起きしましたので久々の更新。
さて
立ち姿。
これは言うまでもなく日常動作の基本ですよね。
ということは、生きていく上での基本。
ただ、当たり前のことだから当たり前にできるわけではありません。
当たり前のこと、意識しないでやっていること、意外に難しいことが多いものです。
スポーツでもフォームチェック以前にまずは立ち姿をみるといろんなことが分かりますし、立つことを見直し追求することで怪我の予防にもつながります。
手足も肩もピーンと真っ直ぐに固めて立っているのが整った立ち姿というわけではありません。
どこもかしこも伸ばしてピーンとしてれば立っていればそれだけで疲れてしまいます。
かと言ってダラーンとして立っていても疲れますよね。
ピーンとしていると何だか良さげですが、実際は力みの塊です。
気をつけ姿勢では、特に肩周りと股周りが固まります。
人間の全ての関節の中でも最も動く範囲が広いこれらの関節周りが固まれば、動作の開始も遅れますし、スムーズで流れるような動きもできません。
自分で自分の体を縛り付けているようなもの。
どこに力が入っているのかを施術に入る前にみていきますが、これはある程度は自分でも感じることができますし、慣れてくれば自分で調整できるようになります。
力が入っている部分を感じることが出来れば、力を抜くこともできるようになってきます。
練習ではうまくいっているのに、試合では緊張して。。。
それが当たり前です。
それを乗り越えるためには自分のことをもっと知ること。
緊張を乗り越えるのは心だけではありません。
一人の人間。
心身は一つ。
自分の立ち姿、意識してみるといろんなことを感じられます。
良い機会だったのにな~頭痛と呼吸
先日、我が家の末っ子が
「頭が痛い~」
とシクシクギャーギャー
顔をみると上気したように赤い。
「こりゃインフルエンザきたか?」
登校停止という言葉が頭をよぎる。
しかし、オデコやノドに手を当ててみるも熱が出ている感じは全くなし。
ノドはいつもと変わらず、オデコなんかむしろ冷えている。
お腹も足もあたたかい。
少し手が冷えている。
体温計は36.4のいつも通り。
脈拍はいつもより少し早め。
んー違うなこれは。
子どもってこういうことがありますよね。
頭痛じゃなくて腹痛にくることもありますね。
きっと、何か興奮したんかな。
すぐ調子に乗るお調子者だからなー
とっても楽しいことがあったか、すごく楽しみなことがあるのか、、、
寝かせてお腹に手を当てていると呼吸に少し変化。
次いで頚部に触れていると一旦呼吸が深くなり、また浅く。
とたんに
「遊びに行ってもいい?」
あーはいはい、もう痛くないってことな。
友達と約束してるからと、そのまま遊びに行ってしまった。
きっと、私が何かしなくても30分もすれば落ち着いたでしょう。
つい施術しましたが、子ども自身に呼吸で治させるようにすれば良かった。。。
自分で実体験する良い機会でしたからね。
次こそは。
冷えてガチガチになって腰が痛い。冷え・腰の痛み(鍼灸治療)
いやはや寒くなってきましたね。
冷え性の方にはつらい季節です。
先月ご来院された方は「冷え」とともに背中から腰、そして足にかけて引き連れたような痛みが出ていました。
「足がつった時に似ていますが変な感じの痛みで」
「お風呂で温めたのですがいつもより足が冷たくて」
とのこと。
体が冷えるのは寒さだけが原因ではありません。
もちろん外からの寒さで体が冷えます。
ただ、この冷えは本来は一時的なものです。
家に帰れば、あるいは動いたりすれば温かくなってくるもの。
もしそうでないなら、、、
寒風や気温など環境以外の要素があるということです。
そういう冷えへのケアは、1日やっただけで寒さをものともしなくなった、、、というわけにはいきません。
一時的な寒さからきた痛みなどはすぐに無くなりますし、体全体に感じていた寒さが弱まったというような変化なら割合短期間でも起こります。
「足の指が冷たい」というような末端の冷えは時間がかかります。
鍼灸などにより血液循環を促しつつ、自分で体を変えていく必要があります。
長い目で見ればじっくり冷えない体をつくっていくのがとても重要です。
とは言え、急な冷え症状が出た時はまずはその苦痛をとるのが先。
軽い冷えからくる痛みならお風呂で改善しますし、効果を感じなければちょっと熱めの温度で足湯を試してみましょう。
【背中、腰、足の突っ張った痛み】
施術:鍼灸
痛みの施術は1回で終了。冷え性への施術は継続中。
股関節が痛い。トレーニングと身体感覚
今日は高校野球キャッチャーに出ていた股関節の痛みについて。
キャッチャーは過酷なポジションです。
夏場の試合は猛烈な暑さに耐えなくてはいけませんし、冬場の基礎トレーニングは思い出すだけで脂汗が出る選手もいると思います。
練習でも試合でも、常にスクワットをしているようなものですし精神面での負担も大きいですよね。
そんな過酷なポシジョンのため、肩や肘だけでなく、膝や股関節など全身の故障が多いポジションでもあります。
長くキャッチャーを定位置にしている選手で、膝や股関節の痛みの経験がない選手はいないのではないでしょうか?
膝や股関節の負担はキャッチャー特有な姿勢の影響もありますが、スローイング時の足の使い方からの影響で痛みが出ることもよくみられます。
特に、上半身が強いとフットワークを使わずに投げてしまったり。
*フットワークと言っても実際に目立つかたちで足を使うことだけではありません。
*下半身から身体全体の機能を考えていく必要があります。
指導者からは素早いスローイングを繰り返し言われるのが当たり前ですし、自身の気持ちの焦りがそうさせることもありますよね。
現在では、試合でも練習でも捕球から投球、または二塁への着球までの時間を計測することもありますから、気持ちが焦るのも無理はありませんね。
*キャッチャーならまず右投げですから、そのつもりで書いていきます。
さて、キャッチャーとしてのフットワークが身に付いていないケースでは、体が開いたままスローイング動作に入ります。
閉じたままということもありますが、これは少ないですね。
閉じていても開いていても、主に身体の上の力を使っています。
体が開いていても、全身がうまくリンクしていればまだ良いのですが、それが利いていないと肩や股関節の負担が非常に大きくなります。
*あまりいないタイプですが、左股関節よりも右股関節をうまく使って投げるキャッチャーもいます。ですが、膝の負担なども大きくなります。
力がつながっていれば負担は分散されます。
これが股関節から急に始まってしまうと、股関節に負担が集中してきます。
股関節~骨盤~脊椎、、、となっていればまだ良い方で、、、
重心が後ろに残り、脊椎の機能が使えず股関節と肩甲骨に頼る投げ方になることも。
そうなると、今度は股関節の負担よりも肩関節の負担が大きくなります。
肩肘を傷めたことがあるキャッチャーは後重心になっていることが多いです。
キャッチャーならば様々なケースを想定してフットワークやポジショニングの練習をしていると思いますが、この時に足でしっかり地面を捉える感覚を養うことが大切です。
この地面を捉えることが無意識にできるようになるまで繰り返しやることです。
地味ですが確実なトレーニングです。
よく行われているトレーニングでもありますが、意識をもってやることが大切です。
よく行われている片足で立って投球したり、四股のトレーニングをしたりすることも、ただ繰り返していたのではもったいない練習になってしまいます。
四股のトレーニングなども、単純な筋トレや股関節の可動域にだけ意識を置くのではなく、地面、足、肋骨(胸郭)、首、頭など全身に意識を送ることで地面と体がつながり腰と腹が座ってきます。
どんな単純に思える練習メニューでも、体の感覚を意識しながら行うと効果的な練習になります。
しっかり「立つ」ことがスポーツの基本ですからね。