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立ち姿
年末からずっとバタバタとしており、更新が滞ってます。
今朝は早起きしましたので久々の更新。
さて
立ち姿。
これは言うまでもなく日常動作の基本ですよね。
ということは、生きていく上での基本。
ただ、当たり前のことだから当たり前にできるわけではありません。
当たり前のこと、意識しないでやっていること、意外に難しいことが多いものです。
スポーツでもフォームチェック以前にまずは立ち姿をみるといろんなことが分かりますし、立つことを見直し追求することで怪我の予防にもつながります。
手足も肩もピーンと真っ直ぐに固めて立っているのが整った立ち姿というわけではありません。
どこもかしこも伸ばしてピーンとしてれば立っていればそれだけで疲れてしまいます。
かと言ってダラーンとして立っていても疲れますよね。
ピーンとしていると何だか良さげですが、実際は力みの塊です。
気をつけ姿勢では、特に肩周りと股周りが固まります。
人間の全ての関節の中でも最も動く範囲が広いこれらの関節周りが固まれば、動作の開始も遅れますし、スムーズで流れるような動きもできません。
自分で自分の体を縛り付けているようなもの。
どこに力が入っているのかを施術に入る前にみていきますが、これはある程度は自分でも感じることができますし、慣れてくれば自分で調整できるようになります。
力が入っている部分を感じることが出来れば、力を抜くこともできるようになってきます。
練習ではうまくいっているのに、試合では緊張して。。。
それが当たり前です。
それを乗り越えるためには自分のことをもっと知ること。
緊張を乗り越えるのは心だけではありません。
一人の人間。
心身は一つ。
自分の立ち姿、意識してみるといろんなことを感じられます。
良い機会だったのにな~頭痛と呼吸
先日、我が家の末っ子が
「頭が痛い~」
とシクシクギャーギャー
顔をみると上気したように赤い。
「こりゃインフルエンザきたか?」
登校停止という言葉が頭をよぎる。
しかし、オデコやノドに手を当ててみるも熱が出ている感じは全くなし。
ノドはいつもと変わらず、オデコなんかむしろ冷えている。
お腹も足もあたたかい。
少し手が冷えている。
体温計は36.4のいつも通り。
脈拍はいつもより少し早め。
んー違うなこれは。
子どもってこういうことがありますよね。
頭痛じゃなくて腹痛にくることもありますね。
きっと、何か興奮したんかな。
すぐ調子に乗るお調子者だからなー
とっても楽しいことがあったか、すごく楽しみなことがあるのか、、、
寝かせてお腹に手を当てていると呼吸に少し変化。
次いで頚部に触れていると一旦呼吸が深くなり、また浅く。
とたんに
「遊びに行ってもいい?」
あーはいはい、もう痛くないってことな。
友達と約束してるからと、そのまま遊びに行ってしまった。
きっと、私が何かしなくても30分もすれば落ち着いたでしょう。
つい施術しましたが、子ども自身に呼吸で治させるようにすれば良かった。。。
自分で実体験する良い機会でしたからね。
次こそは。
冷えてガチガチになって腰が痛い。冷え・腰の痛み(鍼灸治療)
いやはや寒くなってきましたね。
冷え性の方にはつらい季節です。
先月ご来院された方は「冷え」とともに背中から腰、そして足にかけて引き連れたような痛みが出ていました。
「足がつった時に似ていますが変な感じの痛みで」
「お風呂で温めたのですがいつもより足が冷たくて」
とのこと。
体が冷えるのは寒さだけが原因ではありません。
もちろん外からの寒さで体が冷えます。
ただ、この冷えは本来は一時的なものです。
家に帰れば、あるいは動いたりすれば温かくなってくるもの。
もしそうでないなら、、、
寒風や気温など環境以外の要素があるということです。
そういう冷えへのケアは、1日やっただけで寒さをものともしなくなった、、、というわけにはいきません。
一時的な寒さからきた痛みなどはすぐに無くなりますし、体全体に感じていた寒さが弱まったというような変化なら割合短期間でも起こります。
「足の指が冷たい」というような末端の冷えは時間がかかります。
鍼灸などにより血液循環を促しつつ、自分で体を変えていく必要があります。
長い目で見ればじっくり冷えない体をつくっていくのがとても重要です。
とは言え、急な冷え症状が出た時はまずはその苦痛をとるのが先。
軽い冷えからくる痛みならお風呂で改善しますし、効果を感じなければちょっと熱めの温度で足湯を試してみましょう。
【背中、腰、足の突っ張った痛み】
施術:鍼灸
痛みの施術は1回で終了。冷え性への施術は継続中。
股関節が痛い。トレーニングと身体感覚
今日は高校野球キャッチャーに出ていた股関節の痛みについて。
キャッチャーは過酷なポジションです。
夏場の試合は猛烈な暑さに耐えなくてはいけませんし、冬場の基礎トレーニングは思い出すだけで脂汗が出る選手もいると思います。
練習でも試合でも、常にスクワットをしているようなものですし精神面での負担も大きいですよね。
そんな過酷なポシジョンのため、肩や肘だけでなく、膝や股関節など全身の故障が多いポジションでもあります。
長くキャッチャーを定位置にしている選手で、膝や股関節の痛みの経験がない選手はいないのではないでしょうか?
膝や股関節の負担はキャッチャー特有な姿勢の影響もありますが、スローイング時の足の使い方からの影響で痛みが出ることもよくみられます。
特に、上半身が強いとフットワークを使わずに投げてしまったり。
*フットワークと言っても実際に目立つかたちで足を使うことだけではありません。
*下半身から身体全体の機能を考えていく必要があります。
指導者からは素早いスローイングを繰り返し言われるのが当たり前ですし、自身の気持ちの焦りがそうさせることもありますよね。
現在では、試合でも練習でも捕球から投球、または二塁への着球までの時間を計測することもありますから、気持ちが焦るのも無理はありませんね。
*キャッチャーならまず右投げですから、そのつもりで書いていきます。
さて、キャッチャーとしてのフットワークが身に付いていないケースでは、体が開いたままスローイング動作に入ります。
閉じたままということもありますが、これは少ないですね。
閉じていても開いていても、主に身体の上の力を使っています。
体が開いていても、全身がうまくリンクしていればまだ良いのですが、それが利いていないと肩や股関節の負担が非常に大きくなります。
*あまりいないタイプですが、左股関節よりも右股関節をうまく使って投げるキャッチャーもいます。ですが、膝の負担なども大きくなります。
力がつながっていれば負担は分散されます。
これが股関節から急に始まってしまうと、股関節に負担が集中してきます。
股関節~骨盤~脊椎、、、となっていればまだ良い方で、、、
重心が後ろに残り、脊椎の機能が使えず股関節と肩甲骨に頼る投げ方になることも。
そうなると、今度は股関節の負担よりも肩関節の負担が大きくなります。
肩肘を傷めたことがあるキャッチャーは後重心になっていることが多いです。
キャッチャーならば様々なケースを想定してフットワークやポジショニングの練習をしていると思いますが、この時に足でしっかり地面を捉える感覚を養うことが大切です。
この地面を捉えることが無意識にできるようになるまで繰り返しやることです。
地味ですが確実なトレーニングです。
よく行われているトレーニングでもありますが、意識をもってやることが大切です。
よく行われている片足で立って投球したり、四股のトレーニングをしたりすることも、ただ繰り返していたのではもったいない練習になってしまいます。
四股のトレーニングなども、単純な筋トレや股関節の可動域にだけ意識を置くのではなく、地面、足、肋骨(胸郭)、首、頭など全身に意識を送ることで地面と体がつながり腰と腹が座ってきます。
どんな単純に思える練習メニューでも、体の感覚を意識しながら行うと効果的な練習になります。
しっかり「立つ」ことがスポーツの基本ですからね。
便秘と気詰まり~ゆったり呼吸と体操~
【便の詰まり】
便秘、便の詰まりですね。
便秘に悩む女性は非常に多いです。
この便秘。
便になった最初の頃は苦痛が強いですよね。
お腹が張ったり、痛かったり。
【便秘の常態化】
便秘の方では何年あるいは何十年も便秘状態が続いていることも少なくありませんが、
「相変わらず便秘なのにこの頃あんまり辛くないな~」
そんな時は要注意です。
代わりに、肌荒れしたり、腰に痛みが出ていたり、肩こりが強くなったりしていませんか?
便を出そうと腸が運動しているのに出ない、、、張る、、、痛い、、、
しかもそれが何年も。
そのため便秘の治療薬を常用されている方もいらっしゃいます。
そうなると張りや痛みは軽減しますが、更に頑固な便秘状態になっているかたもいらっしゃいます。
【気詰まり】
便の詰まりは気の詰まり。
気の詰まりのことを東洋医学では「気滞」と言ったりしますが、運動は気滞の改善に有効なんですね。
やりすぎはいけませんが。
便秘外来でも、大抵は適度に運動するようアドバイスされます。
昔からある、いわゆる「腹式呼吸」や「ラジオ体操」でもちゃんと効果がありますよ。
コツはいろいろありますが、まずは「ゆったり」やることです。
【ゆったり呼吸】
腹式呼吸やラジオ体操のコツは、呼吸をゆったりやること。
腹式呼吸もお腹を意識しながらゆったりやるのがポイントです。
他にもあるのですが、まずはゆったりやること。
もちろん吸った空気は肺に入ります。
が、感覚としてはお腹の空気を動かす感じ。
最初は意識しないと全くできない方もいらっしゃいますが、意識しなくてもゆったり出来るようになってくれば最高です。
*完全にいつでもどこでもゆったり、というのは難しいです。
ラジオ体操も3~5倍の時間をかけてゆっくりやります。
普通なら3秒で終わるポーズなら、15秒かけてやるわけです。
まずは痛いところがあれば無理をせず、気持ち良い範囲でやると良いですね。