ブログ
鼻づまり(鍼治療)
副鼻腔炎は、抗生物質が効きにくい疾患として報告されています。
鍼灸院にも首肩の凝りなどと一緒に慢性副鼻腔炎の症状がお悩みのかたがご来院されますが、かなり長く抗生物質を服用されているかたもいらっしゃいます。
なので、鼻洗浄を試したり、チク〇インなどの市販薬を試したり、サプリメントを試したり、、、そんなことが多いようです。
で、その中に鍼灸があったりするわけですね。
さて、当院の場合は、慢性副鼻腔炎の鼻づまりなどの症状に対して鍼で施術していくことが多いですが、そのあたりはケースバイケースです。
ただ、ほとんどの方は他の症状への施術で当院に来られ、施術を受けたら「あれ?鼻も調子良いみたい」という感じです。
首肩凝りで施術を受けて、何回か後に「鼻はどうです?」と聞くと「あれ?そう言えば調子良いみたい」とか。
人によっては、あまりに副鼻腔炎だった期間が長くてそのこと自体を忘れていたという方もいらっしゃいますけど。
鼻づまりが改善したり食べ物の匂いが感じるようになって、初めて副鼻腔炎だったことを思い出した。。。などなど
ちなみに、副鼻腔炎が改善すると首や肩の凝り感も軽減していることが多いのですが、本当はどっちが先でしょうね。
はたまた他の要因か。
本質はシンプルなものですが、現れてくる症状は様々なことが絡み合っているものです。
指
武道、スポーツ、舞踊。。。
ある方にとっては日常ですが、特にそんなことがなく日常生活を送る方でも「指」は重要な要素です。
重要だということは何千年も前から言われていることで何を今さら、、、ですけどね。
生活様式が昔と今とでは違います。
自然とトラブルの起こり方は違ってきます。
足の指は、立っている、歩いている、そんな時だけ働いているわけではありません。
「つまむ」「立つ」などの所作はもちろん、坐していても、臥していても、働いています。
ご来院される方の中には、病気や事故により指を失った方もいらっしゃいますが、同じように末端(断端)部はとても重要になります。
さて、スポーツや舞踊をやっておられる方をみていると、指のトラブルがいかに多いか。
爪のトラブル、皮膚のトラブル、動きのトラブル、循環のトラブル、、、
ご本人は指まで意識がいっていない場合も多く、とんでもなく固くなっていても、循環障害が起きていても気づいていないことも多々あります。
極端な方では、指のトラブルが改善しただけで他の様々な症状まで無くなることがあります。
鍼灸やあん摩、指圧などでは「おなか」「せなか」が重要視されることも多いですが、同じように末端である皮膚や指も重要だとされています。
まぁ、重要でない「部分」なんて存在しないのですが。。。
何らかの症状、特に痛みなどがあると、痛む部分へ意識が集中してしまうものですが、
もし
「しばらく自分の指なんて見てない気がする」
ということがあったら、、、
そんなところに少しだけでも意識を向けてみると生活が変わるかもしれません。
本
書物や書籍から学べることは沢山あります。
ただ
それは字面だけのことではありません。
私の20代前半は、
本なんて意味無い!
ってな感じで、ひたすら師匠について回ってた感じでしたが、、、
20代中ごろから本の虫みたいになってひたすら文字(本だけではないですけどね)と格闘する日々。
とにかく幅広く知識や技術を求めたのかもしれません。
焦っていたと思います。
でも、30前くらいになって、同じ本を何度も読み返すことが次第に増えました。
しつこいくらいに笑
書き手の裏の声を聞きたい、読み取りたいと思っていました。
そして40代。
本は読んでいるようで読んでない笑
一応見ているんですよ、字面は。
でも、本を読んでいても、ほとんどは別のことを考えています、、、
以前に施術した患者さんのことだったり、今施術している患者さんだったり、施術している時の感覚だったり、、、
本のフレーズからいろんなことが浮かんで繋がって、それをまたほどいて。
それを繰り返している感じです。
なので、20代のころは数時間で読み終えた本が、同じ本なのに今だと数ヵ月かかったりします。
知識を得るためだけに買った本なら今でもあっという間に読み終わりますけど。
本という存在はその人その人で違ったものなんでしょうね。
さてさて、当院の短い夏休みも終わり、今日からがっつり仕事してます。
これからビール飲んで、明日も頑張ります!
スポーツ
何かのスポーツ、何かの競技に取り組んでいれば、楽しいことばかりというわけにはいきません。
むしろ、苦しいことの方が多い。
そうでない人もいるでしょう。
でも、私は苦しいことの方が多かったかも。
勝った喜びも体が覚えているという感じですが、負けた時の何とも言えない感覚もまた体が覚えています。
勝って嬉しい、負けて悔しい。
それはそうなのですが、そう単純でもなく。。。
決勝までポンポン勝ち上がり、決勝でなす術もなく負ける。
まさにコテンパンに。
とてつもなく強い無力感。
今となればほとんどが楽しい思い出のように感じますが、、、
当時のことをよくよく思い出してみると、苦しかった思い出も呼び起こされます。
一生色褪せることなく思い出せるのは、嬉しさよりも苦しさかもしれません。
そんな中に少しだけ、とっても大きな喜びがあったり。
スポーツ、競い合うというのは、楽しくもあり苦しくもあり、強く惹き付けられるものでした。
今では、私自身は「楽しむ」範囲でしかスポーツをやることはなくなりましたが、選手と関わっていると当時のことをよく思い出します。
選手ではない、今の自分に何が出来るのか。
楽しくもあり、苦しくもある。
今もそんな生活なんだなー
でも、今は、、、いろいろ喜びの方が大きいかな。
しみじみ思う、今日この頃です。
溜飲
消化不良だったり食べ過ぎたりすると胃液が上がってくるような「つかえた」感じがする時があります。
そのつかえた感じを溜飲と呼んだりします。
これは、暴飲暴食などしてなくても、他の要素で起こることもあります。
というか、他の要素の方が圧倒的に多い。
そんな時は食事を改めても改善しません。
わだかまり、つかえ、そんなものがスッと流れ去ったようなスッキリしたときに「溜飲が下がる」と言ったりします。
食べ物、ではなく、主に心の話ですけど。
あまりスースーするのも困りますが、つかえ、つまり、そんな状態に陥ってしまうのは避けたいですね。
常に風通しよくいたいものです。