ブログ
逆子のお灸は足とは限りません
今日はバタバタしていて、お待たせしてしまいました。
お一人お一人しっかりご説明したいので、、、
まぁ、言い訳です笑
さて、当院では逆子の灸を積極的に行っています。
お灸と言うと、何だか古くさい感じがするかも。
それ、その通りです笑
お灸のはじまりが古いことに間違いありませんからね。
ただ、逆子に対してお灸を活用するようになったのはそれほど古い時代ではありません。
比較的近年です。
まだまだ余地がある分野ですね。
と言いますか、鍼灸って奥深くもあり、逆に浅くもあるもの。
新しく考えられたやり方が良いわけでもなく、古くからあるやり方がダメなわけでもない。
その辺が私としては面白いところでもあるのですが。
鍼灸による逆子施術には、鍼灸師なら誰でも知っている「至陰&三陰交」という定番中の定番の配穴(ツボの組み合わせ)があります。
でも、それが全てではありません。
ある配穴が有名になってしまうと、なかなか他の方法には意識が向かわなくなりがち。
ある程度効果が出るから有名になるのですから、あえてそこから外れるのは難しいのかもしれません。
また、逆子のケースだと「期間限定」ということもあります。
どんなに長くても28週頃から37週頃まで、約2ヶ月しか猶予がありませんからね。
結果も、逆子が頭位になるかならないか、それだけです。
自分がやっていることが本当に最高なのか。
鍼と艾を持つ身として、自問自答の日々です。
体感温度
寒くなってきましたね~
患者さんに寒くないか確認する頻度が増えてきました。
鍼灸院には温度計と湿度計がありますし、エアコンにも温度計がついてます。
でも、温度計や湿度計はあくまで目安。
当たり前ですが、私が感じる温度と他の方が感じる温度も違いますし。
今は天気アプリでかなりのところまで予報が当たります。(当日ならね)
でも、予報通りだったとしても、、、
生き物ですからね、私たちは。
機械のようにはいきません。
温度計や湿度計では計れない、知りえないものがあります。
その人その場その時でも変わります。
それがどう影響するかも違います。
毎日エアコン様の厄介になっていると、そんな変化に気づきにくくなっているかもしれません。
たまには暑い寒いをじっくり感じてみるのもアリです。
今日も収穫あり
今日は久々に鍼灸の研究会に参加してきました。
学生の頃から通っている研究会ですが、いつも行ってよかったなと思える収穫があります。
もちろん、実技の時間があるわけですけど、それ以外にも、、、様々な鍼灸師が集まる空間は様々な学びがあるわけで。
他の方にとってはどうでもいいことだったりしますが、全く思いもよらない一言が自分にとってはとっても大きなものだったり。
今日も収穫あり、でした!
また明日から頑張ります!
筋力は発するもの
今日の午前中は、鍼灸院はお休み。
業者さんが入ってエアコンクリーニングをしてもらっています。
自分でも月に1回は掃除していますが、やっぱりプロは違うんですよね~
昨年も来てくださった方なので安心しておまかせしています。
さてさて、「筋力」という表現があります。
この筋力という概念は結構やっかいなものです。
人によって筋力の捉え方が違いますからね。
スポーツ
日常生活
走る
歩く
立つ
座る
重たい物を持つ
素早く動く
滑らかに動く
遠くに物を投げる・飛ばす
高く飛ぶ
、、、
様々な要素があるのが身体を動かすということ。
文章に表現したり、動きを解析する時は一見分けられるようにも思いますが、実際に動く時は一つ一つを分けて認識するのは不可能です。
まぁ、私のような凡人には不可能でも、天才と言われる一部の方なら可能なのかもしれませんが。。。
パフォーマンス評価に、筋量や筋力を繋げて考えることが習慣化していたりします。
筋量を測定するマシンもありますね。
学校では未だに背筋力測定とかありますし。
私も学生時代は「楽しく」体力測定をしましたよ。
「握力70キロ!」
「背筋200キロ超えた~!」
といったゲームとしては面白いと思います。
数値化すると、いわゆる「筋トレ」へのモチベーションに繋がるということもあります。
ただ、それが実際の動きに繋がるかは別問題です。
*私はいわゆる筋トレを否定するわけではありません。一つの方向性に偏るのは危険じゃないの?と考えているだけです。
プロスポーツ選手を取り上げる特番などでも、握力が〇〇とか、背筋力が〇〇とか、、、(最近は昔ほど言わないですが)
数値として出る方が比較しやすいのは分かりますけどね。
かなり前ですが、上野駅で見た行商のお婆さんのことを書きました。
体は細いんですが、重そうな荷をひょいって感じで軽々と担ぐ姿が綺麗だなーと思った、というような内容です。
こういう動作は慣れもありますが、根本的に体がしなやかなんですよね。
動きがしなやかで、淡々とこなす。
重たい荷物でも、いわゆる「筋力」はほとんど無くても、そんな動きができる。
私が見た女性は、走れば小学生に勝てないでしょうし、バーベルのバーだけを持ち上げるのも大変かもしれません。
でも、部活でガチガチに筋トレしている選手が軽々と重たい荷を持てるかというと、そうでもありません。
そういう作業をやると、とたんに腰が痛い、足にきた、という声が聞こえてきたりします。
行商とスポーツは違いますが、動くという本質に変わりはありません。
「〇〇というスポーツに特化したトレーニングをやっているのだから、荷を担げなくても問題ない」
高いレベルになればなるほどその傾向が強くなるのは当然かもしれません。
でも、それだけと思って欲しくないな~
と思う今日この頃です。
鼻づまり(鍼治療)
副鼻腔炎は、抗生物質が効きにくい疾患として報告されています。
鍼灸院にも首肩の凝りなどと一緒に慢性副鼻腔炎の症状がお悩みのかたがご来院されますが、かなり長く抗生物質を服用されているかたもいらっしゃいます。
なので、鼻洗浄を試したり、チク〇インなどの市販薬を試したり、サプリメントを試したり、、、そんなことが多いようです。
で、その中に鍼灸があったりするわけですね。
さて、当院の場合は、慢性副鼻腔炎の鼻づまりなどの症状に対して鍼で施術していくことが多いですが、そのあたりはケースバイケースです。
ただ、ほとんどの方は他の症状への施術で当院に来られ、施術を受けたら「あれ?鼻も調子良いみたい」という感じです。
首肩凝りで施術を受けて、何回か後に「鼻はどうです?」と聞くと「あれ?そう言えば調子良いみたい」とか。
人によっては、あまりに副鼻腔炎だった期間が長くてそのこと自体を忘れていたという方もいらっしゃいますけど。
鼻づまりが改善したり食べ物の匂いが感じるようになって、初めて副鼻腔炎だったことを思い出した。。。などなど
ちなみに、副鼻腔炎が改善すると首や肩の凝り感も軽減していることが多いのですが、本当はどっちが先でしょうね。
はたまた他の要因か。
本質はシンプルなものですが、現れてくる症状は様々なことが絡み合っているものです。