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裏が痒いような気がするんです。痒み(鍼治療)
【裏が痒い】
アトピー性皮膚炎などで強い痒みに悩まされている方にたまに言われること
「なんていうか、、、皮膚の裏が痒いような気がして、、、我慢できなくて、、、気のせいでしょうか?」
表面的なかゆさではない痒みなんですよね。
湿疹そのものが皮膚表面に見えるために「表面がかゆい」と感じますが、裏が痒いのは気のせいではないようです。
汗がポイントになることがあります。
【どんなとき?】
アトピーで痒いのは皮膚の表面のこともありますが、そうでない時もある。
また、痒い場所に湿疹が出ているとも限りません。
裏?
奥?
そんな痒みの感覚を感じている方々がいらっしゃいます。
だからこそ、なんだか無性に痒くなることがあるし、強く掻きむしってしまうわけです。
・お風呂あがり
・運動後
・眠たいとき
そんな時に強い痒みがよく起こるようです。
【裏が痒いなら】
裏が痒い、、、
ならば裏がポイントです。
方法はいろいろでしょうけど。
施術方針は一般的には分かりづらく理解が難しい理屈もたくさんあります。
鍼灸など東洋医学系の学問となると尚更でしょう。
ですが、理屈はともかく、アプローチ自体は単純さが奏功することもあります。
【痒みのケース】
主訴:痒み、首肩凝り
施術:鍼
経過:施術1か月で猛烈な痒みは出なくなった。施術3か月でほとんど痒みは出なくなったが、時おり強い痒みが出ていた。施術約半年で皮膚荒れはあるものの湿疹は出なくなり、痒みもほとんど出なくなった。足のだるさが軽減してきた頃から全身的に調子が良くなってきたとのことであった。
*皮膚科通院と併用。
水が毒になるとき
先日、洗濯機のホーストラブルが。
まさかの
水漏れ。。。
院が水浸し。。。
休みの日で良かったです。
もし施術中だったらと思うと恐ろしくなります。
というわけで、今日のテーマは水。
無理矢理、、、笑
【鍼灸での水】
鍼灸で「水」というといろんな意味があります。
東洋、というか中国の基本的な概念である五行の木火土金水の五つの分類にも水が入っていますし
それを人間の五臓六腑の働きや関係性に当てはめていたり
水穴と表現するようなツボがあったり
飲食物のことを水穀とか言いますし(これはそのまんまですね)
体内の停滞している水分のことを水毒とか言ったり
身体を潤せなくなっていることを水(津液)不足とも言います。
【人と水】
水という表現が多いのは当たり前。
人間の身体はほとんど水分ですから。
なので、、、
水毒なんて言うと何だか恐ろしげですがごく普通にあることです。
代謝が落ちていたり、、、
余分に水分を摂りすぎていたり、、、
身体を冷やしすぎたり、、、
栄養素が足りていなかったり、、、
そんなことから水毒状態になることもあります。
むくみもその一つ。
【水毒と中医学】
この水毒
中医学ではアトピーや花粉症などアレルギーが関わる症状の要因と考えることがあります。
そのためアトピーなどの鍼灸では水分代謝に関わるツボをよく使います。
水分の流れを促すという意味でカッピングもよくやりますね。
私もたまにセルフでやります。
ビールを飲み過ぎたときとか笑
あ、皆様。
水漏れにはご注意を。
鄭州国際刺絡抜罐学会終了
帰ってきましたー!
ドタバタもありましたが、まぁ海外では想定内のこと。
朝から晩まで鍼やカッピングのことで埋め尽くされた鄭州学会でしたが、多くのことを学びました。
日本で鍼灸やカッピングというと一般的とは言えませんが、中国では特別に変わったものではありません。
病院で中医師により様々な疾患に当たり前にやられている治療法です。
そして、日本には日本の鍼灸があり、中国には中国の鍼灸がある。
もちろん共通する部分もたくさんありますし、それぞれに独自に進化してきた部分もある。
そんないろいろな部分で交流ができる今回のような機会は非常に有意義なものだと感じました。
多くの鍼灸師がこのような機会に中国に行き「学・術」両方の交流を深めていければ、鍼灸が更に発展していくことにつながるのだと確信できた時間でした。
さぁ、今日から通常営業です。
張りきっていきますよ!
鼻水がひどくて鼻がつまる。首肩凝り・鼻水・鼻詰まり(鍼灸治療・円皮鍼)
今回は鼻炎のケアに長期間かかったお話を。
【波】
鼻炎に限らず鼻の症状は波があることが多いもの。
良い時期がきたと思ったらまた戻るということを繰り返したり。
症状の波を季節や食事の関係などと照らし合わせて一つ一つ対処していくことも必要ですが、ゴールを見据えてしっかり取り組んでいくことも必要です。
【安定】
今年は台風や天候不順の影響のためか、体調の変動が大きい方がよくご来院されています。
腰痛しかり
肩こりしかり
症状の安定化を考えながらの施術となります。
今年は全身調整や症状をコントロールするために円皮鍼もよく用いています。
お一人お一人でかなり差がありますが、手足のツボに4点くらい円皮鍼を使うことが多いです。
【局所と全身】
鼻、のど、口など、、、循環を良好に向かわせること。
もちろん全身から。
それは時間がかかることかもしれません。
急性と違い、慢性症状がある身体を変えていくのはそう簡単なことではありませんからね。
あの手この手です(笑)
しっかり取り組んでいきたいと思います。
【慢性鼻炎のケース】
主訴:首肩凝り、鼻水、鼻づまり
施術:鍼灸、円皮鍼
経過:鼻水は施術3回目にはほとんど出なくなったが、鼻づまりはほとんど改善していなかった。施術4ヶ月目に鼻づまりが軽減し始め、次第に鼻が気にならなくなった。
ねっとりしたしつこい肩こり。カッピング~痰湿の缶象から~
施術に絶対はありません。
当院ではカッピングをよく用いますが、カッピングも人間の身体にとり絶対に必要なものでもありません。
無ければないで別の方法で対処するだけですからね。
ただ、便利なことも多々あります。
カッピングをした時に皮膚につく跡を「缶象(かんしょう)」とも言います。
缶象については日常的にご質問を受けることですし、臨床上参考になる現象なので改めて書いておこうと思います。
【缶象いろいろ】
中医学では、缶象のつきかたも身体の状態と照らし合わせて考えていきます。
・色が濃くつく
・色が薄くつく
・ほとんど色がつかない
・全体にまんべんなくつく
・縁だけ色がつく
・縁が凹む
・中央が盛り上がる
・場所により差がある
・場所による差がない
などなど、様々な缶象があります。
*マッサージ、指圧、鍼灸などを行った際に施術場所が数分~十数分程度ピンク色に反応することがありますが、カッピング後にも同様な現象がよく起こります。それは施術により血管が広がり血流が促進されたことによるフレアー現象と呼ばれるもので、厳密な缶象とは違います。カッピング後のフレアー現象も施術後数分で消えていきます。
【人それぞれ】
同じ吸引圧でカッピングを行ったとしても人により全く缶象が違います。
肩にだけ跡がつく方がいれば、腰にだけ跡がつくことも。
カッピングをして数秒で跡がつく方がいれば、数分間つけっぱなしでも全く跡がつかない方も。
3日で消えることがあれば、10日くらいかけてゆっくり消えていくことも。
その方の体質や症状、今の身体の状態によって缶象の現れ方は様々です。
元々の体質や現在の全身状態が缶象に反映されています。
局所的な要素としては、表皮の柔軟性や湿潤度、真皮の状態、筋肉の緊張度、毛細血管の状態、浮腫の有無、汗や皮脂の分泌量などが缶象と関係しています。
【症状と缶象】
施術時は、自覚症状・他覚症状・缶象の3つが一致しているかどうかをみていきます。
先日ご来院された方は、ご自分の肩こりの感じを
「硬いお餅がたくさん肩についているみたい」
「しつこくて、嫌な感じ」
と表現されました。
手足にも浮腫があり、朝のこわばりもあり、などなど、、、といった症状でした。
こういうケースを中医学では「痰湿」が関係していると考えます。
特にカッピングが合うケースですね。
缶象としては吸い玉の縁の丸い後が強くつき、中央が盛り上がる傾向があります。
痰湿が軽ければその跡は数分程度で消えますが、強い場合は数時間跡が残っていたりします。
カッピングは古代から行われている非常に単純な施術方法ですが非常に便利なものです。
古代のこと、誰が思いついたかわかりませんが。
ありがたいことです。